毎日のチョコレートに驚きの健康効果!「チョコレートフォーラム2019」
2020年のバレンタイン商戦を控えた13日、「ミルクチョコレート」で知られる明治による「チョコレートフォーラム2019」が行われ、チョコレートやカカオに関する研究を行う研究者らが登壇して高カカオチョコレートの健康効果について発表した。高カカオチョコレートには便秘の改善や生活習慣病の予防などの効果が期待でき、世界中でさまざまな健康効果の研究が進んでいるという。
帝京大学理工学部バイオサイエンス学科の古賀仁一郎教授
帝京大学理工学部バイオサイエンス学科の古賀仁一郎教授による「高カカオチョコレート摂取による意外な美容効果」と題した講演では、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれるタンパク質をアルカリ水溶液を使って抽出することに成功。「カカオプロテイン」と名づけられたタンパク質が小腸で消化吸収されにくく大腸まで届くことで、便通改善作用があるのではないかとして臨床試験を行った。
40人の便秘気味の女性を対象にした調査で、1日25グラムの高カカオチョコレートを2週間摂取したグループとそうでないグループでは、高カカオチョコレートを摂取したグループの排便回数が改善し、さらに腸内フローラを解析すると「フィーカリバクテリウム」という腸内細菌が増加。「フィーカリバクテリウム」は「カカオプロテイン」を消費して酪酸を大量に作り出すため、便通改善作用のほかにも酪酸の健康効果である病原菌への感染防御や糖尿病予防などが期待できるとか。
便通が改善することで血中の腐敗産物が減少して肌のうるおいにもつながり、また高カカオチョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」を摂取すると、紫外線に対する耐性が高まって肌のタンパク質の損傷が起こりにくくなり、肌のしわやハリを低下させるなどの美容効果が分かってきていると述べた。
40人の便秘気味の女性を対象にした調査で、1日25グラムの高カカオチョコレートを2週間摂取したグループとそうでないグループでは、高カカオチョコレートを摂取したグループの排便回数が改善し、さらに腸内フローラを解析すると「フィーカリバクテリウム」という腸内細菌が増加。「フィーカリバクテリウム」は「カカオプロテイン」を消費して酪酸を大量に作り出すため、便通改善作用のほかにも酪酸の健康効果である病原菌への感染防御や糖尿病予防などが期待できるとか。
便通が改善することで血中の腐敗産物が減少して肌のうるおいにもつながり、また高カカオチョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」を摂取すると、紫外線に対する耐性が高まって肌のタンパク質の損傷が起こりにくくなり、肌のしわやハリを低下させるなどの美容効果が分かってきていると述べた。