清原和博さん「まさか自分が……」依存症啓発イベントで

「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」で語る清原和博さん
 元プロ野球選手の清原和博さんが1日、千代田区の神田明神ホールで行われた厚生労働省主催「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に登場し、俳優の高知東生さん、元「うたのおにいさん」の杉田あきひろさん、元NHKアナウンサーの塚本堅一さんと「回復を応援し、受け入れる社会へ」をテーマにトークした。

 新型コロナウイルス感染防止のため、関係者と報道陣以外は無観客のネット配信で行われた同イベント。多数の報道陣に高知さんから「これくらいカメラを向けられたらさすがにドキッとします。ねぇ、清原君」と問いかけられ、清原さんは「カメラの前に出るのは得意だったんですけど……4年くらい、ちょっと」と苦笑い。

 4人の共通点は2016年に薬物使用の疑いで逮捕された“花の16年組”であるということ。全員が依存症を持つ人同士が互いに励まし合いながら、さまざまな形で障害となるものを克服する「自助グループ」とつながって回復への道を歩んでいる。最初に自助グループとつながった杉田さんは当初「この人たち何やってるんだろう。こんなことで本当に薬物依存症から回復できるのか」と懐疑的だったことを明かす。高知さんは「自助グループに出会った時の安心とうれしさとホッとした気持ち。だったら早く行けばよかったな、と」と笑った。

 清原さんは「今いるメンバーで一番新人なんですけど」とはにかみつつ、「(グループの中で)お祈りがあって、海外ドラマでは見たことがあるんですけど、まさか自分が手をつなぐとは。最初は戸惑いましたが、皆さんに包み隠さず話せることがものすごく大きなこと。僕は回復が皆さんより遅れていますけど、すごく前進していると思います」。

 現在の状況を「僕の場合は依存度が大きかったものですから、副作用でうつ病を発症してしまったり、もう薬物には逃げたくないので、アルコールを飲んでしまったり。お話を聞いたら皆さんはお酒を飲んでいないということで、『みんなすごいなぁ』と思った。やっぱり年に何回かはお酒を飲んでしまってすごく後悔するんですけど、グループに参加してからは確実にお酒の量も減っています。つい最近も飲みすぎてすごく反省してるんです」と一言一言を噛み締めるように語った。
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