次亜塩素酸水はアルコールや塩素と何が違う?はじめて使う人が知るべきこと【WITHコロナ】

 家庭や職場での消毒方法の選択肢として注目を集める「次亜塩素酸水」。スーパーやドラッグストアで目にする機会も増えたが、一体どのようなものなのか。一般的に消毒液として知られるアルコールや塩素系漂白剤との違い、製品を選ぶ上での注意点について、現在多くの官公庁や自治体で導入されている安定化次亜塩素酸水 OX(オックス)シリーズ 」を取り扱う株式会社OTOGINOの鬼武公洋社長に聞いた。
株式会社OTOGINOの鬼武公洋社長(撮影:蔦野裕)
「次亜塩素酸水」への関心が高まっていますが、そもそもどういったものなのでしょうか 。

 鬼武公洋(以下、鬼武):次亜塩素酸水の主成分である有効塩素(塩素、次亜塩素、次亜塩素酸イオン)は、古くから現在に至るまで、浄水場やプール等、様々な形で生活に密着した場所で使用されていて、日々私たちが口にする水道水にも有効塩素が含まれています。

一般的に知られるアルコールや塩素系漂白剤とは、何が違うのでしょうか。

 鬼武:大きな違いは、濃度を誤らなければお水同様に噴霧できるところですね。一般的に、普通のお水(水道水など)であっても加湿器等に入れて空間に噴霧し湿度を50%以上に上げることで、ウイルスの感染力を下げる事ができると言われていますが、ここに一定濃度の次亜塩素酸が噴霧される事で、加湿器・噴霧器内でのレジオネラ菌の発生をおさえ、より安全な環境になる事が期待されます。

 しかし、次亜塩素酸であっても塩素系漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、塩分濃度が高いため、機械の故障につながりますし、強い塩素臭のほか、残留した成分が組織を傷つけるため、目や口に入ると危険です。

 また、アルコールは効果が得られる高い濃度で噴霧してしまうと、爆発の危険性があったり、その空間にいらっしゃる方は酔っ払ってしまったりと、空間噴射が難しいんですね。アルコールの良さは、安価で家庭で使えるというところですが、使い続けると肌がガザガザする人もいます。次亜塩素酸水は、主成分が水なので、簡単に蒸発しない事、子供やお年寄りへの安全性、また、濃度を誤らなければ空間噴射ができる事などが優れていると思います。OX(G)ミストでは 安全面に配慮し皮膚一次刺激試験、眼刺激性試験、急性経口毒性試験をクリアしております。
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