【独自】新型コロナ、都の宿泊療養施設が一部終了へ

 新型コロナウイルス感染症の軽症者等を受け入れるため、東京都が確保していた宿泊療養施設5軒のうち、3軒の運用が今月中に終了することが東京都医師会への取材で分かった。
東京都が宿泊療養施設として借り上げた東横INN東京駅新大橋前
 宿泊療養施設の終了が分かったのは新規感染者で入院治療が必要ない軽症者や無症状者を受け入れる、いわゆる〈上り〉施設の品川プリンスホテル イーストタワーと、入院患者のうちウイルス消失は確認されていないが無症状または比較的軽症者を受け入れる、いわゆる〈下り〉施設の東京虎ノ門東急REIホテル、東横INN東京駅新大橋前の3軒。品川プリンスホテルと東京虎ノ門東急REIホテルはすでに終了し、東横INN東京駅新大橋前は10日に終了を予定している。

 東京都では、新規感染者数の増加に伴う重症者の受け入れ病床の確保を図るため、4月7日から宿泊施設での療養を開始していた。残る2軒は〈下り〉施設のthe b 八王子とアパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉だが、関係者によると現在のそれぞれの宿泊療養者数は1ケタ台に留まっているという。
4月6日の記者会見で宿泊療養について説明する東京都医師会の猪口正孝副会長