気になる「紫外線」の基礎知識と「光老化」とは? 皮膚科専門医に聞いた【前篇】

「Dクリニック」総院長で皮膚外来専門医でもある川島眞先生
 屋内で過ごす場合や曇りの日であれば「紫外線」は防げるのでしょうか?

川島「屋内でもUVAはガラスを透過しますので、窓際にいて真っ赤に日焼けすることはありませんが、長年浴びているとシワやたるみが増える原因になるかもしれません。紫外線の量は季節でいうと夏を100%として、冬は30〜40%程度です。天候では晴れの日を100%とすると、曇りの日で50%程度、雨の日で30%程度には弱まります。とはいえゼロにはなりませんので、曇りや雨の日でも長時間外出する場合は、日焼け止めを塗ったほうがいいですね」

 「光老化」という言葉も聞きますが、通常の老化と何が違うのでしょうか。

川島「光老化(Photoaging)とは、年齢とともに目立ってくる紫外線によって起こる皮膚の変化全般のことを言います。私どもは皮膚の老徴と呼びますが代表的なものはシミ・シワ・たるみで、一番の原因は紫外線、つまり光によって起こる肌の老化なので光老化と呼びます。光老化は日焼け止めをきちんと使うことで予防できるので、私どもは光老化の予防に日焼け止めが有効であることを啓発する『光老化』啓発プロジェクトという活動も行っています」

(後篇に続く)
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意外と知らない?「日焼け止め」選びと上手な使い方 皮膚科専門医に聞く【後篇】
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