被災地でいま深刻な「臭い」問題。大分の温泉街で「悪臭バスターズ」結成

日田市では地元企業ら協力して「悪臭バスターズ」を結成
地域で「悪臭バスターズ」を結成

 こうした状況を解決しようと、地元の郵便局や企業らがボランティアチーム「悪臭バスターズ」を結成。地域ぐるみで悪臭問題に取り組んでいる。

 地域に密着した郵便局には情報が集まりやすい。天ヶ瀬郵便局の野村靖之局長は「汚泥の匂いは日が経つに連れてひどくなるんです。そこで生活しなくてはいけない人にとっては、これから食中毒などの問題も懸念される。なんとか地域に貢献できないかとの思いでした」と語った。

 住民の様子を見た野村局長は、これまで九州のほとんどの郵便局内で取り扱いがあった除菌・消臭OXミストを製造する地元企業OTOGINOに相談。住民らの細かな要望を聞き取り、土砂のかき出しや家財の運び出しが一段落した17日、「悪臭バスターズ」の活動をスタートさせた。