2021年の花粉予想、東京は昨年の120％増。2つのピークに注意

　気になる飛散時期は、東京では2月上旬から始まる予想。だが、同社が行った会員アンケートによれば、すでに「花粉を感じている」と回答した人が、先週に比べ10ポイント程度増加したとし、まだ飛散開始の定義には達していないものの、雄花の開花が進むとされる気温15℃以上の日が続く週は注意が必要だとした。

ピークのふた山に注意

　花粉症では症状の出る期間に人によって差があるのも特徴だ。1月終わりからゴールデンウィークあたりまで、3ヵ月以上悩まされる人もいる。こうした理由のひとつとして、草田氏は飛散のピークが2つある点にも触れた。関東では2月下旬〜3月中旬にスギ花粉のピークが、その後にヒノキ花粉が飛び始め、4月下旬まで春の花粉のピークは続く。目に見えない花粉だが、目安としては、桜が咲く頃にスギ花粉がピークを終え、その後ヒノキ花粉が増えてくるという。気温の上がり方次第ではピークが早まる可能性もあるため、最新の気温や飛散予想に留意したい。