新生活を迎える人に読んでほしい! 本の目利きがおすすめする、弱い自分を認められる本
もうすぐ新生活!気分が上向くヒント集
まもなく迎える新生活。新しい勉強や仕事、生活が楽しみという人もいれば、慣れない人間関係や職場、環境に移ってしばらくは戸惑うことも……。毎日たくさんの人や本と接するプロの書店員さんに、新生活を迎える人に寄り添ってくれるようなおすすめ本を選んでもらった。ぜひお近くの街の本屋さんで探してみては?
花田菜々子さんの「弱い自分を認められる3冊」
ヴィレッジヴァンガード、二子玉川 蔦屋家電、パン屋の本屋などの書店勤務を経て現在「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」店長。3月に新刊『シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた「家族とは何なのか問題」のこと』(河出書房新社)を出版。
【著者】少年アヤ【発行】河出書房新社 【定価】本体1450円+税
『ぼくは本当にいるのさ』
著者がモデルと思われる私小説。生きづらさから透明人間になって消えてしまいたいと思いつめ、お気に入りのアニメグッズを処分し始めるのですが……。そばにいる友達と自分の好きなものから力をもらって、やっぱり生きていこうと前を向く。リアルでやさしい回復の物語です。