外出自粛で気になる子どもの健康管理、最も気をつけていることは「手洗い」
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、「緊急事態宣言」の対象地域が全国に拡大された。不用不急の外出自粛により自宅で過ごす時間が増加し、家庭内感染と見られる事例も増えているが、各家庭での健康管理はどうなっているのだろうか? 予防医学を取り入れたエイジングケア商品で知られるアンファーが、全国4700人を対象に「子どもの健康管理」をテーマにインターネット調査を実施、最も気をつけていることは「手洗い」という実態が明らかになった。
「子どもの健康管理」をテーマにインターネット調査
子どもの手洗い、都道府県別1位は「島根県」
感染症対策の基本として「手洗いの徹底」が叫ばれているが、「子どもに対する健康管理」についても回答者の9割以上が「手洗いは習慣化している」と答えている。その理由として「外で何を触ってきたか分からないため」、「流行型感染症の予防のため」や「習慣化しないと風邪をひきやすいから」といった声が挙げられた。2位の「コミュニケーション」は「子どもの小さな変化に気づくため」、「愛情を伝えるため」、「子どもの気持ちを尊重するため」。3位の「食事内容」には「好き嫌いが多いので栄養バランスが心配」、「お菓子の食べ過ぎに気をつけている」といった理由が並んだ。
アンファー「子供に対する健康管理」インターネット調査から編集部がグラフ作成
さらに、子どもの手洗いの徹底を都道府県別に見てみると、1位は「島根県」(徹底率98.3%)、2位は「佐賀県」(徹底率98.1%)、3位は「宮城県」(徹底率98.0%)となった。1位の「島根県」と47位の「岡山県」(徹底率82.4%)では実に15ポイント以上の差がついている。島根県は鳥取県と並び長らく新規感染者数ゼロを誇ってきたが、島根県の丸山達也知事はこの結果に「県内の学校などでは、感染症や食中毒から自分の健康を守るため、効果的な手洗いの習得に力を入れているところです」とコメント。同県の感染症情報センターによると「手洗い」で汚れが残りやすいところは「指先」、「指の間」、「親指の周り」、「手首」、「手のシワの部分」だといい、ホームページ(https://www1.pref.shimane.lg.jp/contents/kansen/topics/noro/hand_wash.htm)で詳細な手洗い方法を公開している。