【Flowerインタビュー】最新シングルは「恋愛要素ゼロ」

女性ダンス&ボーカルグループのFlowerが23日、ニューシングル『たいようの哀悼歌(エレジー)』をリリース。E-girlsが11人の新体制になって、E.G.familyが新たに発足するという変化を経て、最初のシングルになる。このシングル、Flowerの新たな扉ともいえそうで……。メンバーの鷲尾伶菜、佐藤晴美、坂東希に聞いた!
スタイリスト・ウツミサオリ(ラバブル)/ ヘアメイク・福田翠、山田佳苗、永井友規(Allure)/衣裳協力・Y’s、Y’s Pink、(全てワイズ プレスルーム)、neutra /撮影・蔦野裕
「恋愛要素ゼロ」の挑戦

――E-girlsが11人の新体制になって、E.G.familyが新たに発足しました。『たいようの哀悼歌(エレジー)』は、その変化を経て、第1弾のシングルです。

鷲尾:Flowerの6人のメンバーに変更はないんですが、藤井萩花、中島美央、重留真波はFlowerの活動に専念することになりました。新たな心意気でパフォーマンスに力を入れたいという意味でも、ぴったりな曲だと思います。明るくて煌びやかなE-girlsですが、Flowerは、陽と陰っていうか、太陽とそれによってできる影みたいな関係。それを表現できる楽曲に出会えたなと思っています。

――Flowerにとっては新しい挑戦だった?

鷲尾:そうですね、恋愛要素はゼロですから(笑)。これまでFlowerが表現してきたのは、恋愛の傷とか失恋から感じる心の痛みでした。この曲で表現するのは人生に向き合ったときに感じるディスピアー(絶望)、そして、孤独です。

坂東:恋愛の曲に比べると抽象的だし、誰もが共通認識として持っているのは絶望、みたいな曲だと感じました。感情に寄り添うことをもっと意識してやっていこう、よりリアルにやっていこうって、Flowerみんなで話していたタイミングで、この曲でした。パフォーマーとしても、1人ひとりが曲の中に入り込んで、歌と音を感じて自分たちの気持ちを表現しようって思いました。

佐藤:個人的な感覚ですけど、Flowerは1人ひとりが表現したいことを形にしていい場所だと思うんです。『たいようの哀悼歌(エレジー)』は聞いてくれる人それぞれが曲から感じることが違う曲だと思っているので、いつも以上に自由に表現していいのかなって感じました。この曲のフリはコレオグラファーの方につけてもらっているんですが、そこからどう踊ろうかって考えるのがすごい楽しかったですね。
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