【Flowerインタビュー】最新シングルは「恋愛要素ゼロ」

「クールに振る舞う女性を意識」したボーカル

鷲尾:完成したものを見たとき、私、感動しました。体の動きでこんなに感情をえぐられるような表現ができるんだ! それを歌でもやらなくちゃと思いました。抽象的な曲だからこそ、他人ごとにならないように表現しようって意識して、作詞の小竹正人さんと一緒に、いろんな歌い方を試して、一番いい歌い方を探りました。虚無感とか無機質な感じで、感情を爆発させてしまうと違う絶望を伝えてしまうので悲しい辛いを前面に出さずにクールに振る舞う女性を意識しています。

――歌い方が変わればパフォーマンスが変わる、またはその逆のようなことはありますか?

坂東:あります! 例えばですけど、伶菜(鷲尾)さんがライブの時にこれまでなかったアレンジで歌い始めたりするんです。そうきたかってパフォーマンスが変わるし、より感情が入ったりもします。それによってメンバーがピッとするし、“一つになった!”って感覚があったりもするんです!