EXILE TETSUYA「DANCEの道」第14回「スポーツ祭東京2013での感動的なできごと。」
みなさんはどんなことで感動したことがありますか? 音楽を聞いた時、映画を観た時、きれいな景色を見た時、恋人にプレゼントをもらった時……さまざまですが、僕は先日DANCEで感動しました。そもそも感動って何なんでしょうか? 辞書で調べてみると、【感激。全身を打たれるような感動。魂の震え】とありました。魂の震えって、すごくインパクトのある表現ですが、EXILEという活動をさせていただいていると、何となく分かる気がします。
心が素晴らしい何かを感じて震えるように動いてしまうことが感動といえるのだとしたら、僕は10月14日に東京・味の素スタジアムで行われた「スポーツ祭東京2013」の閉会式で、福島県の月舘中学校の皆さんと東京の中学校の生徒の皆さん、全部で約300人とEXILEメンバーで『Rising Sun』を踊った、『中学生 Rising Sun Project 夢の課外事業 SPECIAL』は本当に感動的な出来事でした。6月から始まった今回の夢の課外授業は、メンバーのUSAさんとNAOKIと自分で月舘中学校に行くことから始まりました。やはり最初はあの難しいステップに苦戦している生徒さんたちがたくさんいましたが、僕たちが教えに行けないときも毎日練習をしていたみたいで、もう一度福島に行った時には踊れるようになっていて本当にビックリしました。きっと相当な練習をしたのが見て分かったし、上級生のみんながしっかりと下級生のみんなを引っ張っているその光景になんだか涙が出てきて感動しました。「東京の味の素スタジアムで踊る時は福島代表として頑張ります」と言っていた言葉通り、閉会式では300人で『Rising Sun』を踊り切ってくれました。本番が始まる前に僕らに挨拶に来てくれた生徒の代表の女の子が「今回の夢の課外授業で踊ることが自分の生き甲斐になりました」と感謝の気持ちを伝えてくれました。まだまだ外で思いっきり遊ぶことが制限されている地域も多くある福島の子が、DANCEを通じて笑顔になれる、まさに感動的な言葉でした。
「スポーツ祭東京2013」は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのキックオフイベントになっていて、そこで日本を元気にという気持ちを胸に『Rising Sun』を踊ることができたのは意味のあることだと信じています。
後日スタッフさんが月舘中学校を再度訪れたら文化祭が行われていて、体育館にこんな素敵な物があったそうです、写真に見えますが、これは実は折り紙を小さく切って張り付けた張り絵なんです! 僕たちがDANCEを教えてこんなにも素敵なお返しをしていただいて、本当に感動です、ありがとうございました。