ままごと『わが星』

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『わが星』初演より(撮影/青木司)

 2009年秋に、ここ三鷹の星のホールで上演され、翌年の岸田戯曲賞を受賞した作品が待望の再演。

 作・演出の柴幸男はループやサンプリング、ラップといったそれまでの演劇では見られない演出を持ち込み、その斬新な作品作りが話題を呼び、現在、若手演劇人の中で最注目といっても過言ではない存在だ。

 初演時は、それまで劇団というくくりでは活動していなかった柴が、初めて自らの作品を上演するための団体を立ち上げたということもあって、公演前から大きな期待を集めていたのだが、同時に、口コミによる動員もケタ外れ。後半はチケットの取れない人も多かった。見逃した人は今回はぜひとも押さえておきたい公演だ。

 作品はソーントン・ワイルダーが『わが町』で描いた「時間と日常の再体験」を「星」でやろうというもの。団地に住む一家をモチーフに、ある女の子の一生と星の一生を重ね合わせて描く。

 今まで見たことのない斬新な演出に驚く。

【日時】4月15日(金)〜5月1日(日)(開演は火〜金19時30分、20日(水)と27日(水)は15時の回あり。土日15時。16日(土)は19時の回のみ。30日(土)は19時の回あり。24日(日)は18時の回のみ。月曜休演。※23日は特別公演。HPで発表。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売) 【会場】三鷹市芸術文化センター 星のホール(三鷹) 【料金】全席自由 日時指定 整理番号付 一般 前売3000円、当日3500円/高校生以下1000円(前売・当日とも) 【問い合わせ】三鷹市芸術文化センター(TEL:0422-47-5122 〔HP〕http://mitaka.jpn.org/ 〔劇団HP〕http://www.mamagoto.org/) 【作・演出】柴幸男 【出演】青木宏幸、大柿友哉(害獣芝居)、黒岩三佳(あひるなんちゃら)、斎藤淳子(中野成樹+フランケンズ)、永井秀樹(青年団)、中島佳子、端田新菜(青年団)、三浦俊輔