ニットキャップシアター『ピラカタ・ノート』

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 京都を拠点に活動するニットキャップシアター。作・演出のごまのはえはOMS戯曲賞を2度受賞、劇団としても関西で多くの賞を受賞するなど、作品のクオリティーは文句なし。関西の演劇界を引っ張る劇団だ。

 ごまのはえは大阪府枚方で生まれ育った。枚方という街、そこに暮らす人々、その風景にこだわりを持つ彼の書く作品には、少年期、学生時代のエピソードや団地の記憶をもとにした「ヒラカタもの」と呼ばれる短編やコントがいくつもあった。そして2004年にそういった作品をもとに出来上がったのが『ヒラカタ・ノート』。一人の男の、明るく暗く、そしてちょっとばかり泣ける青春とそれを包み込む「町」の物語は、第12回OMS戯曲賞特別賞、新・KYOTO演劇大賞を受賞するなど、高い評価を受けた。

 今回の作品はその続編となる。前回と共通するエピソードや設定も交えながら、街と人との関係をより長い歴史の中で描くという。

【日時】4月9日(土)〜11日(月)(開演は19時。日曜は14時の回あり。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売予定) 【会場】ザ・スズナリ(下北沢) 【料金】一般前売2800円、当日3000円/学生前売2000円、当日2500円/高校生以下前売1000円、当日1500円 【問い合わせ】ニットキャップシアター(TEL:090-7118-3396 〔HP〕http://knitcap.jp/) 【作・演出】ごまのはえ 【出演】門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、市川愛里、織田圭祐、藤田かもめ、ごまのはえ