黒色綺譚カナリア派番外公演『犬と花~早熟の枯れぬ少年期~』

ph_stage0100.jpg

 舞台を「携帯電話のない時代」「明治〜昭和初期」といった時代に設定し、主宰の赤澤のこだわりに満ちた演出のもと上演される作品は、最近の演劇界を見回してもかなりの異彩を放つ。そんな“こだわり”と“異質感”でオンリーワンの存在になりつつあるといっても過言ではない黒色綺譚カナリア派。

 そんな彼らにとって今回はかなり実験的な番外公演。第3回公演で上演された作品の再演となるのだが、若手俳優チームと中堅俳優チームに分かれ2つのバージョンで上演。演出も世代も作風も全くことなる演出家2人を起用するという。他の演出家が赤澤の戯曲を演出するとどうなるのか?など、さまざまな意味で興味深い公演となる。

 公演は各約75分で間に休憩を挟んでの2本連続公演となる。1公演のみの観劇も可能とのこと。

 24日(日)の17時30分からはトークショー、バンド演奏などの特別イベントも企画されている。

【日時】4月21日(木)〜5月2日(月)(開演は月〜金18時30分、土13時/18時30分、24日(日)、1日(日)は13時開演。29日(金)は13時の回あり。2日(月)は14時開演。25日休演。開場は開演20分前。当日券は開演30分前から発売) 【会場】OFF・OFFシアター(下北沢) 【料金】全席自由 前売・当日共「犬」or「花」チケット3000円/「犬花」セット券5000円(日時指定・枚数限定・前売のみ)。/「犬花イベント」券2000円(24日17時30分。入退場自由) 【問い合わせ】黒電話(TEL:090-8461-4699 〔HP〕http://www.kokusyoku.com) 【作】赤澤ムック〈犬編〉 【演出】谷賢一(DULL-COLORED POP) 【出演】牛水里美、芝原弘、升ノゾミ、井上みなみ(青年団)、渡辺六三志、山下由、松崎みゆき 〈花編〉 【演出】牛嶋みさを(鉄割アルバトロスケット) 【出演】赤澤ムック、山下恵、中里順子、夏目慎也(東京デスロック)、ほたる、板垣雄亮(殿様ランチ)、トースティー