『ツリー・オブ・ライフ』

静かなる巨匠”テレンス・マリックのカンヌ最高賞受賞作!

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 寡作ながらも、類まれな芸術性で評価され続ける“伝説の巨匠”テレンス・マリック。これまで彼がメガホンを取ったのは、1973年の長編監督デビュー作『地獄の逃避行』、カンヌ国際映画祭・監督賞を受賞した『天国の日々』、その20年後の監督作『シン・レッド・ライン』、アメリカ建国創成期の実話をもとにした『ニュー・ワールド』とわずか4本。そしてついに5本目、カンヌで最高賞・パルムドールを受賞した最新作が日本でも公開となる。

 事業に成功しながらも空しさを抱えていた男が振りかえる、少年期の記憶。あのころの自分は厳格な父を嫌っていた…。物語の軸となるのは、父と息子の葛藤。監督は、その普遍的なテーマを、宇宙や大自然、体内など神秘的なまでに美しい映像の数々を交えて語り、見る者の思いを生命や魂といった根源的なテーマにまで昇華させていく。

 成長したジャック役を演じるのは、オスカー俳優ショーン・ペン。少年ジャックが愛憎を持って見つめる父役をブラッド・ピットが好演している。

STORY:成功した実業家であるジャックは人生の岐路に立っていた。胸に浮かぶのは、両親と2人の弟と暮らした少年の日々。そして、社会的な成功と富を求め息子たちを厳格に育てようとする父との確執だった…。

監督:テレンス・マリック 出演:ブラッド・ピット、ショーン・ペン他/2時間18分/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給/8月12日(金)より丸の内ルーブル他にて公開 http://www.movies.co.jp/tree-life/