ろりえ『三鷹の化け物』

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 性や病気や近親相姦といったハードなテーマを、初恋や部活や幼なじみといったトピックを交えて切なく描き、次代を担う存在として注目を集める演劇ユニット「ろりえ」。

 所属の役者は個性的な女優4人。そしてこんなユニット名から、なにやらソフトなイメージを持つ向きもあるだろうが、実はその逆。主宰で作・演出を担う奥山雄太は観客にも油断をさせないことで有名。これまでもさまざまな手法で観客をほんろうし続けている。また、小さな劇場でも大人数の役者を見事に使い切る演出のパワーとキレは特筆もの。さて、星のホールでどんな仕掛けを見せてくれるのか。

 今回は、お互いの家の格の違いから付き合う事が難しい「ロミオとジュリエット」的悲恋をメーンに、母からの独立という「家族の問題」を描く。また公共ホールで上演可能なぎりぎりのタブーに挑戦するという。

【日時】9月30日(金)〜10月10日(月)(開演は19時。水土日は14時の回あり。千秋楽10日は14時のみ。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売) 【会場】三鷹市芸術文化センター 星のホール(三鷹) 【料金】一般 予約2800円、当日3000円/高校生 予約・当日共に1000円/★初日割引 予約2500円/当日2800円 【問い合わせ】三鷹市芸術文化振興財団(TEL:0422-47-5122) 【劇団HP】http://rorie.jp/ 【脚本・演出】奥山雄太 【出演】梅舟惟永、斎藤加奈子、志水衿子、徳橋みのり(以上ろりえ)、安藤理樹(PLAT-formance)、大山雄史(五反田団)、岡野康弘(Mrs.fictions)、尾倉ケント(アイサツ)、久保貫太郎(クロムモリブデン)、後藤剛範(国分寺大人倶楽部)、櫻井竜、佐藤航太、高木健(タイタニックゴジラ)、田島慶太、中村梨那(DULL-COLORED POP)、長瀬みなみ、松原一郎、松下伸二、本山歩、横山翔一(お前と悪戯酒)