「Miya Ando’elements’」
ギャラリー・ショウ・コンテンポリー・アート 開催中〜11月26日(土)
刀鍛冶・安藤正勝の子孫という出自を持ち、鋼鉄を素材に制作を続けるMiya Ando(美夜・安藤)の個展。
日本とロシアの血を引き、住職であった祖父を通して仏教に触れながら、北カリフォルニアで育ったMiya。彼女の持つ2つのルーツは、その作品の根底にも大きな影響を与えてきた。UC Berkeleyを経てイェール大学院に進み東南アジア仏教図像学修士課程で哲学と東洋美術を学んだMiyaは、より深く仏教的哲学を作品に反映させることとなる。いつしかMiyaの中で交わった2つのルーツは、鋼鉄という素材を通して、静かで深遠な空間を提示する作品を生み出していく。
本展では“儚さ”についての思考をベースに、“elements”=土、水、空、火に触発された作品を発表。鋼鉄作品のインスタレーションによって瞑想的なスペースを作る。自然の脅威を目の当たりにした今、Miyaがかたどった静寂の中で、すべてのものの儚さ、そして儚いゆえの強さと美しさ、愛おしさを、感じることができるかもしれない。
【時間】11〜19時(土曜は17時まで) 【休】日祝 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3275-1008 【交通】JR 東京駅 八重洲口より徒歩1分 【URL】http://www.g-sho.com/