日経トレンディ 2011年のナンバーワンヒットにスマートフォン

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 雑誌「日経トレンディ」は2日、恒例の年末企画「2011年ヒット商品ベスト30」と「2012年ヒット予測ランキング」の先行発表会を都内で開いた。今年のヒット商品の1位に輝いたのは、スマートフォン。2位がFacebook、3位が“節電”扇風機だった。

 スマートフォンは、前年と比べて1000万台以上の台数を増やしたとして、堂々のナンバーワンに。魅力的な新機種が投入されたことで乗り換えるユーザーが増えたり、関連商品やサービスの市場も形成されている。

 Facebookは、映画『ソーシャルネットワーク』などの影響で利用者数が増加、1000万人に達した。

 また、東日本大震災に起因する原発問題で、扇風機の需要が拡大。4〜5万円という高価格帯の扇風機も爆発的に売れた。

 ランキングは、2010年10月から2011年9月の間に発売された製品やサービスを対象とし、売り上げやシェア、どれだけ人を集めたかといった「売れ行き」、これまでにない画期的な機能や特徴・売り方があったかという「新規性」、後追い商品を作り出したり消費者の生活スタイルを変えるといった「影響力」の3点から評価するもの。

 4日発売の日経トレンディ12月号誌上では、全30種のアイテムやサービスを紹介しているほか、2012年のヒット予想も掲載している。