本谷有希子の「ショーウィンドウ通話劇」 スペシャルサイトで配信中
先日、『ぬるい毒』で「第33回野間文芸新人賞」を受賞した劇作家で演出家、そして作家の本谷有希子の作・演出で10月25日に、原宿・表参道で行われた「ショーウィンドウ通話劇」が現在「050 plus」通話劇スペシャルサイト(http://050plus.com/showwindow/)で配信中だ。
「ショーウィンドウ通話劇」とは俳優の水橋研二と女優の安藤さくらが、それぞれヒロミチ・バイ・ヒロミチナカノ原宿店とコレクトポイント原宿店のショーウィンドウの中にしつらえられた部屋の中からお互いの携帯電話に電話をして展開する会話劇。この日は各15分間の2本のショートストーリーが上演された
2人が演じるのはバイトの先輩後輩。先輩である安藤のエキセントリックな会話に戸惑う水橋。やがて2人の関係に微妙な変化が表れ…。自意識過剰な女性キャラに振り舞わされるちょっと頼りない男性キャラ。まさに本谷有希子ワールド。ショーウィンドウという思わぬ“舞台”で無料で開放された。
もっとも、明治通りを挟んだ2カ所で同時進行で上演されたので、水橋バージョンを見ている人は安藤バージョンを見ることができず、その逆もまた同じく。
というわけで、見逃したバージョンについては同サイトで配信中。