マイケルさんに届け! アイ・ラヴ・ユーのメッセージ

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   一昨年6月に死去したマイケル・ジャクソンさんを偲ぶ「マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライブ」が13日、国立代々木体育館で行われた。新旧のファンらが集結し、マイケルさんのヒット曲の数々とダンスパフォーマンスからなるエンターテインメントで、マイケルさんへの変わらない愛を贈った。

 ライブは、マイケルさんに才能を認められたダンサーのケント・モリがプロデュースした「ダンス・ステージ」、マイケルさんの名曲を国内外のアーティストが歌う「ソング・ステージ」、メーンボーカルにAIを迎えたジャクソンズによるステージからなる3部構成。

「ダンス・ステージ」では、マイケルさんが残したヒット曲に乗せて、ケント・モリや『THIS IS IT』ツアーでマイケルさんの右腕となって動いた振付師でダンサーのトラヴィス・ペイン、さらに女性ダンサーとして初めてマイケルさんのツアーに参加したユーコ・スミダ・ジャクソンを筆頭に、オーディションで集められた約90名ダンサーたちが入れ替わり立ち代りパフォーマンス。キレのあるダンスや誰もが一度は目にしたことがある振付が登場するものの、マイケルさんが構築したエンターテインメント、見出した才能たちの未来を感じさせるステージだった。

「ソング・ステージ」では、マイケルさんをリスペクトする国内外のアーティストが登場。ヒット曲のオンパレードに観客が一緒に歌うシーンも見られた。この日だけの出演となった久保田利伸が「SHE’S OUT OF MY LIFE」を歌い始めると、会場はじっくりと聞き入っていた。

 一転、トリを飾ったザ・ジャクソンズのステージはパーティーモード。会場は右に左に手を振りながら、アーティストと一体になってダンス。途中「マイケル、愛してるよ」「マイケルのスピリットは今夜ここにいると感じる」とメンバーが話すと、目元をぬぐうオーディエンスも見受けられた。

 ライブは14日も同所で行われる。