『聯合艦隊司令長官 山本五十六太平洋戦争70年目の真実』
軍人でありながら誰よりも戦争に反対した男の真実
©2011「山本五十六」製作委員会
1941年12月8日の真珠湾攻撃は、山本五十六が命を賭して国を守るために考え抜いた、苦渋の作戦だった…。軍人でありながら誰よりも戦争に反対した男・山本五十六と、彼が指揮を執った真珠湾攻撃の真実を壮大なスケールで描く超大作が誕生。主人公、山本五十六役には日本映画界を代表する名優・役所広司。類まれなリーダーシップを備えた山本五十六を全霊で演じきる。五十六に引かれていくと同時に、戦争遂行へと国民を煽りたてるマスコミの姿勢に疑問を感じ始める新聞記者役に玉木宏。他、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛ら日本を代表する豪華俳優陣が揃う。監督は『孤高のメス』『八日目の蝉』でも高い評価を得た成島出。
日米の国力の差を熟知する実際的な国際感覚、開戦後の日本の姿を予見した先見性、人の命を守ることを優先させた信念の固さ。軍部とマスコミ、そしてそれらに煽られた世論が戦争へと突き進む一方で、戦争回避・早期停戦を目指した軍人・山本五十六。真珠湾攻撃から70年を迎えた今もまた、彼のようなリーダーシップが求められているのかもしれない。
STORY:昭和14年夏。2年前に勃発した支那事変が泥沼化しつつある中、日独伊三国軍事同盟を望む声が日本に渦巻いていた。対米戦を危惧した海軍次官・山本五十六は同盟に反対するが…。
監督:成島出 出演:役所広司、玉木宏、柄本明他/2時間20分/東映配給/12月23日(金)より丸の内TOEI他にて公開 http://isoroku.jp/