双数姉妹『オルフェゴッコ』
1990年に早稲田大学演劇研究会で誕生した双数姉妹が今回の公演をもって無期限の活動休止に入るという。94年からは劇研アトリエを飛び出し、THEATER/TOPSをホームグラウンドとして活動し、今年で22年目を迎えたのだが、あっという間の22年といった感じ。
今回はギリシャ神話「オルペウスの冥府下り」を題材に、主宰で作・演出の小池竹見が新作を書き下ろし。日常の世界と死者の世界の接触・非接触をあくまでミミクリ(模倣、ごっこ遊び)として描く。もちろん所属劇団員は総出演。
青山円形劇場という形状を最大限に生かした演出で賛否両論の声が飛び交った『サナギネ』、東京オレンジとの合同公演、昨今の格闘技で主流となっているオクタゴン(八角形の金網)をいち早く舞台に持ち込みその中で芝居を行ったり、積極的に色合いの違った俳優を客演に呼び異種交流を図るなど、これまでさまざまなチャレンジを行ってきた双数姉妹。
さて、今回はいったいどんな作品を見せてくれるのだろうか。
【日時】3月15日(木)〜20日(火・祝)(開演は木金月19時30分、土14時/19時30分、日13時/18時、火14時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売) 【会場】吉祥寺シアター(吉祥寺) 【料金】全席指定 前売3500円/当日3800円 【問い合わせ】双数姉妹事務所(TEL:03-3227-0644 〔HP〕http://www.duelsisters.com/) 【作・演出】小池竹見 【出演】佐藤拓之、今林久弥、野口かおる、小林至、井上貴子、吉田麻起子、中村靖、青戸昭憲、辻沢綾香、熊懐大介、河野直樹、小池桂子、浅田よりこ