杉本博司 ハダカから被服へ
原美術館 開催中~7月1日(日)
写真というメディアの概念を見つめ直し、国際的に高い評価を得ている現代美術作家・杉本博司が、人間と衣服の関係を、カメラの眼を通して探る企画展。ガブリエル・シャネル、イヴ・サンローラン、川久保玲など、20世紀を代表するファッションを彫刻的にとらえた「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズを中心に、「ジオラマ」や「肖像写真」など、写真の魅力を堪能できる展覧会。 「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズは、杉本が"人類の衣服の歴史は、人類の歴史そのものと同じほど古い"ことに着目し、"人体とそれを包む人工皮膚を近代彫刻として見る"という視点から制作されたもの。実は、作品の中で衣服をまとっているのは生身のモデルではなく慎重に選ばれたマネキン。人間にとっての衣服の意味、人間と衣服の関係を掘り下げている。 杉本の視点から見えてくる、人間の身体と"装う"ことの意味とは。【時間】11~17時(水曜は20時まで・入館は閉館30分前まで) 【休】月曜(4/30開館)、5/1 【料金】一般1000円 大高生700円 小中生500円 【問い合わせ】03-3445-0641 【交通】JR 品川駅 徒歩15分 【URL】http://www.haramuseum.or.jp