青山円劇カウンシル#5『リリオム』

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 青山円形劇場と多くの演劇作品の制作を行っているネルケプランニングが"若いクリエイターに新たな発表の場を"という考えのもと2008年に始まった「青山円劇カウンシル」の5回目。  今回は劇団「ゴジゲン」主宰の松居大悟が脚色と演出を担当。作品は映画やミュージカルでおなじみの『回転木馬』の原作である『リリオム』。時間が経っても変わることのない愛の形、人が人を思う気持ちといった人間の本質を描いた作品。  かつて罪を犯して死んだ男に1日だけ地上に戻ることが許される。かつて愛した女とその娘のもとに向かう男。男はこの日、善行を積めば天国への扉が開かれることになっているのだが...。  主役を務める池松壮亮は今回が舞台初主演。相手役の美波は多くの著名な演出家からひっぱりだこで活躍が目覚ましい。最近では野村萬斎演出の『サド侯爵夫人』でのアンヌ役も記憶に新しいところ。  過去4回には今年「第19回読売演劇大賞」を受賞した前川知大、岸田戯曲賞の常連となった田村孝裕、「第30回向田邦子賞」を受賞した岩井秀人などそうそうたる顔触れを輩出しているこの企画。松居も本作をステップに大きな飛躍が期待される。

【日時】5月25日(金)~6月3日(日)(開演は平日19時、土13時/18時、日13時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前から発売) 【会場】青山円形劇場(表参道) 【料金】全席指定 前売5500円/当日5800円 【問い合わせ】サンライズプロモーション東京(0570-00-3337 〔特設HP〕http://www.nelke.co.jp/stage/liliom/) 【脚色・演出】松居大悟 【原作】モルナール・フェレンツ 【出演】池松壮亮、美波、中山祐一朗、山田真歩、津村知与支、中川晴樹、東迎昂史郎、武田杏香、銀粉蝶