岡田裕子展 「No Dress Code」

ミヅマアートギャラリー 7月11日(水) 〜8月11日(土)
 近年、写真やビデオ、インスタレーションを中心に発表を続けてきた岡田裕子が、絵画と人間の身体性をテーマに「描くこと」「造形すること」について探求した新作を発表する。現代において、美術の表現技法は非常に多岐に渡るものとなっている。そんな時代だからこそ岡田は「描くことと人間の関係」「絵画の再考」に思いを込め、新作に挑む。
 展覧会のタイトル「No Dress Code」は、新作のモチーフである下着や衣服を彷彿とさせるビジュアルにもちなんでいるが、その根底にはドレスコードなし=指定や規定なし、すなわち“表現にルールはない”という意味合いが込められている。本来、絵画にルールなど無く、それを描く人間も選ばない。今回紹介される新作は、まさにノールールというべき、ユニークなもの。“平面絵画”のために使われるキャンバスを、“布”としてのイメージに還し、下着のような衣服のような、不思議な物体が形作られる。そこには、2次元の平面の中で3次元的な世界が構築されるという、スタンダードな絵画のルールは存在しない。新作絵画6点のほか映像作品、インスタレーション作品を展示。
“ノードレスコード”だからこその探求を楽しんで。

【時間】11〜19時【休】日月祝【料金】入場無料【問い合わせ】03-3268-2500【交通】地下鉄 市ヶ谷駅 出口5より徒歩5分【URL】http://mizuma-art.co.jp