GIFT of SMAP みんなに贈る、5人の想い—-

贈りものって、もらうのもハッピー ですけど渡すほうがハッピー!

SMAPが8日、ニューアルバム『GIFT of SMAP』をリリースする。通算20枚目となるこのアルバムは、CDデビュー20周年を迎えた昨年、日本各地を巡ってファンと触れ合うなかで、さまざまな想いを受け取り、新たにした自分たちの想いが込められているという。次の20年に向けてスタートを切ったSMAPに迫る!

 ニューアルバム『GIFT of SMAP』が完成した。「僕らSMAPからみなさんへの心のこもったギフト。だからタイトルも『GIFT of SMAP』とさせていただきました」と草なぎ剛。まさに、この作品はSMAPのメンバーそれぞれが心をこめて大切な人に届ける贈りもの(GIFT)なのだ。

 しかしなぜ、贈りものなのか。それは、昨年の彼らの動きに大いに関係しているようだ。

 SMAPは2011年、CDデビュー20周年というアニバーサリーイヤーを迎えた。さまざまな新しい挑戦を展開する一方で、SMAPはファンとのつながりにも改めて力を入れた。日本各地で交流イベントを開催、さらにはデビューの記念の場所である西武園でスペシャルなイベントも開催した。各会場で受け取った温かい声援や熱い想いは、メンバーにとって最高のプレゼントになるとともに、さらに彼らを成長させた。このアルバムには、そのお礼の意味も含めつつ、SMAPを応援してくれる人、彼らの作品を聞いてくれる人、日本、そして世界のみんなへ、心からの贈りものを届けたいという想いがある。

 アルバムは、8月23日からスタートする全国5大ドームを巡る2年ぶりの全国ツアーを念頭におき、メンバーが「コンサートを意識して選んだ」という楽曲が多数収録されている。盛り上がること間違いなしのポップなナンバーから、しっとり聞かせるバラードまで、バラエティーに富んでいる。それぞれ、そっと優しく寄りそって元気づけてくれたり、励ましたり、気持ちを後押ししてくれたり、気分をアゲてくれたりと、どんな人の日常のワンシーンにフィットしそうだ。
 その一方で、それぞれトガった個性もある。稲垣吾郎は「2年前の『We are SMAP !』同様、椎名林檎さん、ナオト・インティライミさんなど、いろいろなアーティストに楽曲を提供していただきました。全19曲でボリュームたっぷりなんです」という。

 椎名が提供した『真夏の脱獄者』は、椎名のスリリングさとSMAPの持つオトコの雰囲気がミックスされた夏の楽曲で、大人なSMAPが聴ける曲。ナオト・インティライミの『君とBoogie Woogie』はアップテンポな曲で大人のセクシーさを感じる作品だ。人気上昇中のロックバンド、THE BAWDIESのROYが作曲し、かつてロックバンドの毛皮のマリーズで活動し、現在はドレスコーズでボーカルを担当する志磨遼平が作詞したエネルギッシュなロック曲『I Wanna Be Your Man』もインパクトのある楽曲。それぞれが、アーティストとSMAPの魅力が融合し、曲にオンリーワンの輝きを与えている。他にも、MONKEY MAJIKによる壮大なバラードナンバー『イナイトサビシイ』、大ヒット曲でSMAPの代表曲のひとつとなった『らいおんハート』でSMAPとタッグを組んだ野島伸二が作詞したラブソング『エンジェルはーと』など、曲のタイトルとクレジットを見るだけで期待がふくらむ。

 それぞれが魅力を放つ楽曲だが、なかでも、アルバムの象徴ともいえる曲が『gift』だ。2012セブン&アイの夏ギフトTVCM曲としておなじみのナンバーで、「明るくてポップ、いわゆるSMAPのサウンドという感じの曲。この夏のテーマソングになるんじゃないかな」、と稲垣。香取慎吾は「作詞は麻生(哲朗)さん、作曲は菅野(よう子)さん。『さかさまの空』を作っていただいているだけあって、SMAPのことをよく知っていただいている2人。これからもSMAPにもっと作品を書いていただきたい」とコメントしている。

 そして、いつも通り、いや、いつも以上にソロ曲も充実している。2枚組のうち、DISC2がソロ曲をまとめた構成で、全6曲を収録。なかでも、N.マッピーこと中居正広が作詞・作曲に関わった『CRAZY FIVE』は力作で、本人も「ドラマの最中に作っていて、もしかしてできないんじゃないかなと思ったんです。すごいしんどかったですけど、できました。一切妥協がなく結局9分になってしまいました」と満足気だ。木村は、人気バラエティー番組『SMAP×SMAP』で交流のある、かつてメガデスのギタリストとして活動したマーティ・フリードマンとタッグを組んだ『La + LOVE & PEACE』。「好きな音楽の系統が共通していたので話がすごく早くて。すごく気持ちのいいのを作ってくれました」と制作を振り返る。稲垣は、大ファンだという大橋トリオによるしっとりとしたバラード『Special Thanks』を、草なが高倉健が歌った『唐獅子牡丹』を小西康陽のニューアレンジで歌うのも注目だ。香取は、山下智久とタッグを組み、人気プロデューサーのJeff Miyaharaの協力を得て『MONSTERS』を作り上げた。どのソロ曲もそれぞれのカラーが出ていて、メンバーの多才さには改めて感心してしまう。

 メンバーの想いをストレートに反映し、充実した楽曲からなる、最新作『GIFT of SMAP』。アートワークにも随所にこだわりが見える。手に取った人は、アルバムを手にしたというよりも、プレゼントを受け取ったような気分になるだろう。

「贈りものって、もらうのもハッピーですけど渡すほうがハッピーですよね。これを贈ったらあの人どのようにリアクションしてくれるだろうって考えている時間が好き」、と木村は言う。このアルバムが店頭に並ぶその日まで、SMAPのメンバーはドキドキしながらこの状況を楽しんでいるのかもしれない。受け取る側も、彼らのそんな様子を想像して同じようにハッピーな気分に浸れそうだ。

 アルバムが手元に届くまでもう少し。この夏はSMAPからの贈りものでハッピーに過ごせそうだ。

SMAP THE LATEST

全国ツアーを始め、2012年後半もSMAPはさらに活躍しそう! 最新のトピックと、メンバーそれぞれの多才な活動を厳選ピックアップして紹介する。

全国5大ドームを巡る2年ぶりの全国ツアー 8.23キックオフ

 8月23日の福岡Yahoo!JAPANドームを皮切りに、SMAPは全国ツアー『GIFT of SMAP —CONCERRT T
OUR’2012—』を展開する。全国5大ドームを巡るもので、2年ぶりのツアーになる。

 今回のツアーは、ニューアルバム『GIFT of SMAP』を携えて行われるもの。アルバム収録曲は「コンサートのことを考えて選曲した」というだけに、これまで以上のクオリティーと盛り上がりが保証されそうだ。

 ツアーの内容は明らかにされていないが、木村はアルバムに収録されたソロ曲『La + Love & PEACE』について触れた時に「ツアーでパフォーマンスさせていただけると思う。ギターサウンドがぎっしり詰め込まれているので、今年は今一度ギターを抱くシーンがあるんじゃないかなと想像しています」と話している。

 中居いわく「楽しいツアーになることは間違いない」というこのツアーは、ファンだけでなく、メンバー自身も楽しみにしているよう。稲垣も一緒に「素敵な夏を過ごしましょう」と呼びかけている。

 コンサートのコンセプトは「GIFT of SMAP」。これまでファンから贈られてきた大切な想いを改めて感じたSMAPの面々が、SMAPの想いをみんなに贈るというものだという。「何か今までにないSMAPからのGIFTが贈れたらなと思っています。SMAPのことをプレゼントだと思って!」と香取も話している。

 さまざまなサプライズや、SMAPならではの演出で楽しませてくれる彼ら。今回も、より楽しい時間、よりステキな時間を贈ってくれるはずだ。

 東京では、9月26〜29日まで東京ドームで、10月13、14日に味の素スタジアムで公演がある。

 充実した内容もさることながら、今回のアルバムの注目ポイントは、プレゼントさながらのアートワークでもある。「SMAPからの心からの贈り物」というだけに、ギフトボックス仕様になっているのだ。正面は、一見シンプルながらも手の込んだ5本のラインが縦に走り、サイドには細かいデザインが施されている。さらにそれが、バージョンによって色が違っていたりと細部にまでこだわりが見られて、手に取っただけでハッピー感が増す。
 アルバムは、【初回盤】、【通常盤】、セブンネット限定の【セブンネット盤】、完全予約限定生産盤の【スペシャル限定盤】の4形態。すでに入手困難になっている【スペシャル限定盤】はCD1枚に1曲を収録した19枚組で、ソロ曲を収録したディスクはメンバーの案でのジャケットデザイン、GIFTメッセージ付きだ。
【初回盤】 2CD+DVD。DVDには「gift」プロモーションビデオ収録。5000円。通常盤(2CD)もデザインは同様。3600円。 【セブンネット盤】 2CD+DVD。DVDにはメンバーコメント、CM本編、CMメイキング映像を収録。5000円。下右は 【スペシャル限定盤】。1万1111円。(すべて税込)