日本人初の9秒台へ!! 桐生から目が離せない

 陸上セイコー・ゴールデンGP東京が5日、千駄ヶ谷の国立競技場で開催され、男子100メートルで桐生祥秀(17歳=京都・洛南高)が10秒40で日本勢トップの3位に入った。

 4月29日に行われた織田記念国際で日本歴代2位の10秒01を出した桐生は日本人初の9秒台突入が期待されたが、向かい風1.2メートルとコンディションに恵まれず、9秒台は次回へ持ち越しとなった。

 桐生自身は「すぐに出るとは思っていなかった。(自己記録が)9秒台の選手に勝って3位に入れてよかった」と、充実した顔つきで初の国際大会を振り返った。

 同種目の日本記録は現在、日本陸連男子短距離部長を務める伊東浩司の10秒00。