ART 老若男女、アートに浸る
レオ・レオニ 絵本のしごと
Bunkamura ザ・ミュージアム 開催中〜8月4日(日)
小さな魚たちの物語『スイミー』や、ねずみの『フレデリック』など、世界中で愛される絵本作家、レオ・レオニの全貌に迫る、大人も子供も楽しめる展覧会。
1910年、オランダに生まれたレオニは、9歳からデッサンの基礎を学び、その後イタリアでグラフィックデザイナーとして活動を開始。しかし1939年に戦争のため、ユダヤ人であるレオニはアメリカへ移住。イラストなどの仕事を続けていたが、49歳のときに孫のために作った『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビューした。以後、1999年で生涯を閉じるまで40冊近くの作品を発表している。
展覧会では、レオニの遺族とアメリカのエリック・カール絵本美術館が所蔵する絵本原画約100点とともに、幻想の植物群を描いた「平行植物」シリーズ、メキシコへの旅の体験を基にした「仮面」のシリーズなど、油彩や版画、彫刻約30点を展示。4つの章で生誕100年を迎えたレオニの“絵本のしごと”を紹介する。
【時間】10〜19時(金土は21時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】会期中無休【料金】一般1300円 大学・高校生900円 中学・小学生600円【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】JR線 渋谷駅ハチ公口より徒歩7分【URL】http://www.bunkamura.co.jp
渋谷パルコ開店40周年 ピカソ没後40年記念
パルコ・ピカソ —ピカソ愛と芸術の版画展—
パルコミュージアム 7月19日(金)〜8月19日(月)
スペインが生んだ20世紀最大の画家、パブロ・ピカソ。彼の芸術を語る上で欠くことのできない要素である“女性たちとのロマンス”に注目した、ユニークなピカソ展。渋谷パルコ開店40周年&ピカソ没後40年記念として開催される。ピカソが出会い、恋に落ちた幾人もの女性たち。その存在は、ピカソの芸術に幸福感を与える一方で、人間の醜さや、確執、嫉妬をも生み出した。本展は「ピカソ愛と芸術の版画展」と題し、ピカソが生涯に制作した約2000点にものぼる版画作品のなかから、『女の顔』や、『女のベールをとる男』など、男女をテーマにした作品や女の肖像作品を中心に約60点を展示。ピカソが描く男女というテーマだけでなく、ピカソの版画作品の魅力も堪能しよう。
ちなみに、展覧会場では、オリジナル作品解説音声ガイドを、“スタンダード音声ガイド(ナレーション・山田五郎)”、“シークレット音声ガイド(ナレーション・友近)”の2種類から選ぶことができる。
【時間】10〜21時(最終日は18時まで。入場は閉場の30分前まで )【休】会期中無休【料金】一般500円 学生400円 小学生以下無料【問い合わせ】03-3477-5873(パルコミュージアム)【交通】JR渋谷駅より徒歩5分 渋谷パルコ パート1・3F 【UR】http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=566