ART この秋、見逃し厳禁の現代アート展!

『森村泰昌 レンブラントの部屋、再び』
原美術館 開催中〜12月23日(月・祝)

 名画の登場人物に扮し、原作あるいはその時代背景に独自の解釈を加える作品を一貫して制作している現代アーティスト、森村泰昌。国内外で活躍し来年開催される『横浜トリエンナーレ2014』でアーティスティックディレクターを務めることも決定している。その森村が、1994年に原美術館で日本の美術館における初個展として開催し、大きな話題を呼んだ“伝説の展覧会”『レンブラントの部屋』展が復活。

 同展は、現代の“自我”を主題としていた当時の森村が、同じく“自我”に取り組んだ先駆的存在であり偉大な画家であるレンブラントの人生を展覧会のテーマに据えたもの。レンブラントの自画像に自己を重ね合わせながらも、自己を突き詰めていったレンブラントと、開かれた自己を提唱する森村自身の芸術を、それぞれ浮き彫りにしていく見事な展覧会となった。

 本展は、94年の展覧会終了後、同館コレクションとなったシリーズ全作品で構成される。

【時間】11〜17時(水曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(10/14、11/4、12/23は開館)、10/15、11/5【料金】一般1000円 大高生700円、小中生500円【問い合わせ】03-3445-0651【交通】JR品川駅 高輪口より徒歩15分【URL】http://www.haramuseum.or.jp/

東京アートミーティング(第4回)『うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法』
東京都現代美術館 開催中〜2014年1月19日(日)

 視覚だけでなく、匂いや触覚といった総合的感覚を通して、世界を感知し、共に考察するという、新感覚のアート体験を楽しむことができる展覧会。政治、観光、金融から遺伝子まで、現代を構成する多様なジャンルにアプローチし、それぞれを独自の視点で解釈、表現したプロジェクトを紹介。

 本展は、現代アートとさまざまな分野の表現が出会うことで、新たな可能性を探求する東京アートミーティングの第4回。今回は、人と世界をつなぐ“デザイン”に注目し、グローバル経済から遺伝子まで、現代社会にあるさまざまな出来事やトピックを、我々が手に取ることができる形にデザインして届けている国内外のアーティストやデザイナー、建築家など21組の表現を紹介。

【時間】10〜18時(入場は閉場の30分前まで)【休】月曜(10/14、11/4、12/23、1/13は開館)、10/15、11/5、12/24、年末年始、1/14【料金】一般1100円 大学生・65歳以上800円 中高生600円 小学生以下無料【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄 半蔵門線 清澄白河駅B2出口より徒歩9分【URL】http://www.mot-art-museum.jp/