秋元才加&NAOTO(EXILE)、車いすで演技に挑戦
映画『マンゴーと赤い車椅子』の製作発表会見が2日、都内にて行われ、秋元才加、NAOTO(EXILE)、石井貴就、吉岡里帆、愛華みれ、仲倉重郎監督が登壇した。
同作は、頸椎損傷になった女性看護師のリハビリ記録を参考に、自らも車いす生活を送る仲倉監督が自身の経験や取材をもとに綴った物語。秋元は、脊髄を損傷しながらも仲間との出会いを通して再生していく主人公・彩夏を演じる。
冒頭、秋元は「たくさんの方に見ていただける映画にしたい」とアピール。「健常者も障がい者も、一緒にいろいろなことを考えてもらえるきっかけになればうれしい。すごく責任重大だと思っています」と主演に向けて意気込みを語った。
仲倉監督は「私自身も車いす生活を送るようになってから15年経ちます。驚いたのは、リハビリの病院で出会った若者たちがとても元気だったこと。彼らから多くを教わり、みんなの映画を作ると約束しました」と熱い思いを明かした。
彩夏を支える入院仲間で、ロックミュージシャンの翔太役を演じるNAOTOは、すでに車いすを試してみたと言い「少しの段差でも苦労して、普段、車いすで生活している人の目線に気づきました。そういう目線をしっかりと理解して、翔太の生き生きとしたところを演じたい」と抱負を語った。
翔太の"弟分"役を演じる石井がNAOTOについて「会った瞬間にアニキだと思えました」と明かすとNAOTOも「アニキとして頑張ります」と照れ笑い。会場に和気あいあいとした雰囲気が広がった。
以前、パラリンピックの選手たちを取材した経験も生かしたいと語った秋元。これから始まる撮影に向けて「一丸となって撮影を頑張ります。きっといろいろなメッセージがつまった映画になると思います」と締めくくった。
映画の公開は2014年秋の予定。