STAGE さまざまな表現と手法
柿喰う客『世迷言』
最近では外部作品での「演出家」としての活躍が目立つ中屋敷法仁が、自らの劇団である柿喰う客に1年半ぶりに新作を書き下ろした。そしてそれを持って、本多劇場に初進出する。
今回のお話は、『今昔物語』や『竹取物語』といった国文学の作品を題材に「去る」をテーマに描かれる。
舞台は平安時代末期の日本。竹から生まれた美しい姫君のもとには各国から求婚者が絶えなかった。しかしその結婚の条件は、西国の山奥に棲むという「女鬼の生首を持参せよ」というもの。しかし女鬼を退治するには人間だけの力だけでは不可能。下級貴族たちは山間に潜む大猿の一族を味方につけようとするのだが…。
客演に篠井英介。柿喰う客の独特のスタイルと篠井がどんな化学反応を起こすのか? まさか「女鬼」のごとく、柿を食い散らかしたまま去っていくのか? 不思議な組み合わせに興味は尽きない。
【日時】1月29日(水)〜2月4日(火)(開演は水〜金19時30分、土日14時/18時、月14時/19時30分、火14時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】本多劇場(下北沢)【料金】全席指定 通常5500円/前半割引(29〜31日)4800円/平日昼割(3、4日14時の回)5300円/乱痴気公演(1、2日18時)5500円(キャストシャッフルにて上演)【問い合わせ】ゴーチ・ブラザーズ(TEL:03-6809-7125=平日10〜18時 [劇団HP]http://kaki-kuu-kyaku.com/)【作・演出】中屋敷法仁【出演】七味まゆ味、玉置玲央、深谷由梨香、永島敬三、大村わたる、葉丸あすか/鉢嶺杏奈、橋本淳、富岡晃一郎/篠井英介