ART その一瞬を、伝え続ける
中村征夫写真展「海への旅」日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
1月15日(水)〜27日(月)
海に生きる生命や自然の営みを40年以上撮影してきた“海の報道写真家”中村征夫。彼がとらえた海の奇跡と神秘を約200点の作品で紹介する写真展。
展覧会はテーマごと6章に分けて構成。〈海-神秘なる青の世界へ 〜Magic of the blue〉では、中村が世界各国の海で撮影した膨大な作品群の中から、とくに神秘的な青い海のイメージをとらえた作品を紹介。〈驚異の海中アート 〜Art of the creatures〉では、デザイン的視点から、美しく洗練された海の造形物や、なぜこんな形をしているのか思わず首をかしげてしまうような不思議な形状の生き物たちの姿を紹介。
他にも、中村のライフワークの一つである最北オホーツク・知床の海や、中村の代表的フィールド・東京湾の新作や未発表作品なども展示。また、海の生き物たちのユーモラスな姿をとらえた写真に、中村の一言コメントを添えた〈新版・海中顔面博覧会〉は、海の生き物たちをより身近に感じられる作品が並ぶ。
会場では、中村の撮影現場の様子を映像コーナーで紹介。知られざる撮影秘話にも触れることができる。
【時間】10〜19時(入場は30分前)【休】会期中無休【料金】一般・大学生700円 中高生500円【問い合わせ】03-3241-3311(代表)【交通】地下鉄 三越前駅より徒歩1分【URL】http://www.mitsukoshi.co.jp/
FUJIFILM SQUARE 企画展『フジフイルム・オンリーワン・フォトコレクション』展
日本の写真史を飾った写真家の「私の1枚」
FUJIFILM SQUARE 1月17日(金)〜2月5日(水)
約150年前の幕末、写真の技術が日本に伝えられてから銀塩写真が最盛期を迎えた20世紀の間に活躍し、国内外で高く評価された日本の写真家約100名の“この1枚”を、優れた技術で新たに制作された高画質の銀塩プリントで後世に残すことを目的に企画された『フジフイルム・オンリーワン・フォトコレクション』。富士フィルム創立80周年を記念し、写真文化を守ることを基本理念に収集したコレクションをもとに、多くの写真家によって築き上げられた、日本の写真史と写真界の発展の軌跡を垣間見ることができる。
会場には、幕末から明治にかけて活躍した上野彦馬や内田九一といった江戸の情緒が残る写真作品から、木村伊兵衛、土門拳、東松照明、細江英公ら戦前そして戦後の日本をとらえた巨匠たち、操上和美、篠山紀信といった現代日本を代表する写真家たちの作品まで、そうそうたる顔ぶれ約100人の代表的作品が集結。
【時間】10〜19時(入館は18時50分まで)【休】会期中無休【料金】入場無料【問い合わせ】03-6271-3350【交通】都営大江戸線 六本木駅8番出口と直結 東京ミッドタウン・ウェスト【URL】http://fujifilmsquare.jp/