新たな視点、新たな観念との出会い「MOTアニュアル2014 フラグメント–未完のはじまり」

東京都現代美術館 2月15日(土)〜5月11日(日)

 我々の身の回りに存在する見慣れた“フラグメント”を用いて、我々の現実認識に新たな視点をもたらす注目の若手作家を紹介する展覧会。日本の若手作家による、新たな現代美術の動向を紹介するグループ展・MOTアニュアル第13回目。今回は、フラグメントをキーワードに、6組の作家を紹介。本展に登場する作家たちは、我々の現実からこぼれ落ちた“フラグメント”=断片、かけらを用いて、独自の世界を築いていく。
 出展作家の1人、青田真也は、どこの家庭にもあるプラスチックボトルやガラスビンなど日常にある既製品の表面をヤスリで丁寧にそぎ落とす作品で知られる。元の概念を残しながらも、まったく新たな意味を持つ、不思議な物体。どこかで見たようなモノなのにどこかが違うという違和感は、見る人に新たな発見と気づきをもたらしてくれる。

【時間】10〜18時(入場は閉場の30分前まで)【休】月曜(5/5は開館、5/7は休館【料金】一般1000円 大学生・65歳以上800円 中高生500円【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄 清澄白河駅B2出口より徒歩9分【URL】http://www.mot-art-museum.jp/