新たな視点、新たな観念との出会い「イメージの力–国立民族学博物館コレクションにさぐる」

国立新美術館 2月19日(水)〜 6月9日(月)

 人類は、早くから物事を視覚化してきた。イメージは文字に先行し、さらには言葉の源になったと考えられている。そんなイメージの創造と、それを享受するあり方に、人類共通の普遍性はあるのか。この壮大な問いをテーマに揚げ大阪の国立民族学博物館の膨大なコレクションから、世界のさまざまな地域で生み出された優れた造形作品を紹介。約600点にも及ぶ古今東西の収蔵品を通して“イメージの力”の謎に迫る。
 会場には、博物館でおなじみの仮面や神像といった造形物から現在活躍中の美術家の作品までが一堂に集結。国立民族学博物館と国立新美術館との共同企画である本展覧会では、イメージを地域や時代ごとに分類するのではなく、共通した造形性や効果、機能に着目して紹介。博物館の資料が、現代美術のインスタレーションの手法で展示されるなど、美術館と博物館の垣根を超えたかつてない視点で、作品を鑑賞することができる。

【時間】10〜18時(金曜は20時まで。4/19は『六本木アートナイト2014』につき22時まで。入場は閉館の30分前まで)【休】火曜(4/29、5/6は開館、5/7は休館)【料金】一般1000円、大学生500円【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄 乃木坂駅6番出口(美術館直結)【URL】http://www.nact.jp/