気になる再演『スズナリで、中野の処女がイクッ』月刊「根本宗子」

 本紙の今年の最初の発行号で、今年最も活躍が期待される人としてインタビューした根本宗子。

 1月に下北沢の駅前劇場で『夢も希望もなく。』を上演した後は、劇団競泳水着、虚構の劇団と女優としての出演が続き、本公演がお預け状態になっていたのだが、5月23〜25日という短期間ながらザ・スズナリでの公演が決定した。上演するのは、昨年、新宿ゴールデン街劇場で上演され、売り止めの回が続出した『中野の処女がイクッ』。

 タイトルからは、ややよからぬ内容のお話を想像してしまいがちだが、お話はメイド喫茶の控室を舞台にそこに出入りする人間たちによって繰り広げられるさまざまな人間模様が描かれる。

 集団の中でもマイペースを崩さない者、集団になじめない者、自分の意思とは裏腹に調整役に回ってしまう者など、思わず自分を投影してしまうようなさまざまな人物たちが登場。彼女たちの行動にイラっとさせられたり、ハラハラさせられたりするのだが、その一方で彼女たちの不安定な心の揺れについつい引き込まれる。

【日時】5月23日(金)〜25日(日)(開演は金19時30分、土14時30分/19時30分、日13時30分、18時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前)【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】指定席 前売3500円、当日3800円/女性限定割引(指定)3300円、前方自由席(自由)3300円(枚数限定・こりっちチケットのみ取扱い)【問い合わせ】月刊「根本宗子」(TEL:090-6000-3959 メールはgekkan_nemotoshuko@yahoo.co.jp [劇団HP] http://ameblo.jp/buroguha-nikkande/)【作・演出】根本宗子【出演】あやか、大竹沙絵子(国分寺大人倶楽部)、尾崎桃子、梨木智香(月刊「根本宗子」)、根本宗子(月刊「根本宗子」)、市川大貴、野田慈伸(桃尻犬)