外国人のお客さん優先の実験的ライブ「The Very Funny Yoshimoto Comedy Show」とは!?

 吉本興業は東京で4つの劇場を運営しているのだが、中でも神保町花月は新喜劇とはまた違った形で、若手芸人を起用した「演劇」を中心としたプログラムが組まれている。そんな特殊な環境もあってか、ここのブッキング担当者の頭の中はちょっと奇抜。5月24日に『The Very Funny Yoshimoto Comedy Show』なる摩訶不思議なイベントを開催するらしい。

「日本のお笑いが世界で№1だということを証明するためにはどうしたらいいかと常日ごろ考えていたのですが、ついにここにたどりつきました。2020年の東京オリンピックまでによしもとのお笑いを見に行くべきと海外の人から言われるように定着化させたいですね」とは吉本興業の織田功士さん。

 どういうライブになるのでしょうか?
「まず外国人の方に見てもらわないといけませんので、外国人の方のチケット代は1000円にしました。申し訳ありませんが日本人の方は1800円です。そして前のほうでしっかり見ていただきたいので、A~E列は外国人の方の席にしました」

 パントマイムだったらともかく、日本語が分からなければ外国人に面白さを伝えるのは難しいんじゃないですか?
「英語とノンバーバルでネタをやってもらうので大丈夫です」
 なるほど。でもそれじゃ、日本人のお客さんが全然意味が分からなくなっちゃうんじゃないですか?
「国境を越えて笑いを取れるネタで構成するので日本人の方も感じとってくれると思いますよ!」
 なんと潔い…。
「とにかく外国人の方に来てもらわないことには始まらないので、身近に外国人の方がいる人はぜひ教えてあげてください」

The Very Funny Yoshimoto Comedy Show 
【日時】5月24日(土)19時45分開場、20時開演【会場】神保町花月(神保町)【料金】全席自由 外国人の方(A~E列)前売1000円、当日1200円/日本人の方(F~I列)前売1800円、当日2000円【問い合わせ】神保町花月(TEL:03-3219-0678〔HP〕http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/)【出演】佐久間一行、チャドマレーン・チャド、インポッシブル 他