毎度お騒がせのカメルーン

 カメルーンはW杯前になるとなにやらゴタゴタが勃発する。今回も同国のサッカー連盟と代表選手がW杯出場のボーナスをめぐって論争となり、ブラジル行きの飛行機への搭乗を拒否するというドタバタからスタートした。

 ピッチ上はというと13日(同14日)にメキシコと初戦を戦い、0−1で敗戦。18日(同19日)にはともに初戦で敗れたクロアチアと生き残りをかけて対戦したが、0−1とリードされた前半40分にソングがクロアチアのFWマンジュキッチの背中を殴ってレッドカードで退場。数的不利な状況に緊張の糸がぷっつりと切れてしまったのか、後半3点を失い0−4で敗れ、グループリーグでの敗退が決まった。これだけならまだしも、後半のアディショナルタイムにはDFのエコトがFWムカンジョに頭突きを食らわし仲間割れ。戦前から「個々の能力は高いだけに問題はチームワーク」といわれていたのだが、ある意味期待を裏切らない結果となった。