異国情緒から生まれる、新たな美術「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」

国立新美術館 開催中〜9月1日(月)

 1909年にパリで鮮烈なデビューを果たしたバレエ・リュス。主宰者セルゲイ・ディアギレフの慧眼により、同バレエ団は、ダンサーのワツラフ・ニジンスキーや作曲家のイーゴリ・ストラヴィンスキーといった数々の才能を輩出。ロシアのエキゾティシズムとして人気を集めたバレエ・リュスは、さらにピカソら当時パリで活躍していた前衛的なアーティストを取り込み、新しいスタイルの総合芸術として美術やファッション、音楽の世界にも大きな影響を与えた。本展では、オーストラリア国立美術館が有する32演目約140点ものコスチューム・コレクションをはじめ、デザイン画や資料などを一挙公開。同館が約40年かけて収集、保存してきたバレエ・リュスの衣装の数々が、国外でまとまったかたちで展示されるのは今回が初めてとなる。

【時間】10〜18時(金曜、8/16、23、30は20時まで。入場は閉館の30分前まで)【休】火曜(8/12は開館)【料金】一般1500円、大学生1200円、高校生600円【問い合わせ】03-5770-8600(ハローダイヤル)【交通】地下鉄乃木坂駅 6出口(美術館直結)【URL】http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/