日常生活から地球の環境問題まで! トイレのおもしろ企画展開催!

 東京・お台場の日本科学未来館では、トイレとうんちを大真面目に考える企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」を開催。日常的に接しながら、考えることや語られることが少ないトイレに焦点をあてた子どもから大人まで楽しめる企画展だ。

 我々の生活に密着しているトイレは、日常の営みから、地球環境まで、あらゆる側面で生きることと関わっている。世界では約25億人がトイレを使えない環境にあるなか、同展では一人ひとりにとって“幸せなトイレ”とは何かをまじめに、そして愉快に考える。

 会場はプロローグからエピローグまで8つのエリアに分かれ、うんちやトイレの身近な問題から、下水処理、地球環境問題まで幅広く紹介、展示。上野動物園から提供された9種類の動物のうんちを観察して、どんな食生活をしているのか、体の中の構造がどうなっているかなどを知るコーナーや、粘土を使ってウンチを作るワークショップ(平日のみ)も。さらに、トイレの先にある世界が探検できるエリアでは、下水道の旅を体験。うんちのかぶりものをして、巨大便器のすべり台を降りると、そこは下水道の中。その水をきれいにし、海に流すまでの過程を、うんちになった気分で学ぶことができる。そのほか、未来の宇宙トイレや世界のトイレ事情、震災時のトイレ問題や地球環境におよぶまで、さまざまな角度からトイレとうんちを知ることができる。エピローグのエリアでは、13台の便器が「ありがトイレ」という歌を熱唱。“小さな穴からつながる地球、小さな穴からつながる命”という歌詞がトイレの先に人類の希望を見せてくれる。

企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」
【会期】開催中~10月5日(日)【開催時間】10~17時(入館は閉館時間の30分前まで)【休館日】火曜(ただし、祝日と夏休み期間中は開館)【入場料】大人 1200円、18歳以下 600円(土曜18歳以下500円)、6歳以下の未就学児 無料 ※常設展入場可【問い合わせ】日本科学未来館 TEL:03-3570-9151【URL】http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/toilet