伊勢谷友介 元隠密から維新志士まで。”幕末の生き様”で存在感を発揮!
映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』
シリーズ累計5800万部を超える大人気コミックの実写化、待望の続編がついに公開。佐藤健演じるかつて伝説の人斬りといわれながらも“不殺(ころさず)”の誓いを立てた剣客・緋村剣心の戦いを描く大ヒットシリーズ完結編! NHK大河ドラマ『龍馬伝』『ハゲタカ』シリーズの大友啓史監督のもと“最強の男たち”が集う。人気キャラクター四乃森蒼紫役、伊勢谷友介が登場!
撮影・野口岳彦 ヘアメイク・ShinYa(PRIMAL) スタイリスト・葛西信博(リバースプロジェクト)
元御庭番衆・四乃森蒼紫役で挑んだ超ハードアクション
国内外で大ヒットした前作に続き、この夏いよいよシリーズ完結編となる『〜京都大火編』と『〜伝説の最期編』が2部作連続で公開!
元になっている『京都編』は、原作のなかでも特に人気の高いストーリー。その実写化である本作で、ファンの熱い注目を集めているのが、主人公・緋村剣心と仲間たちに加え、新たに登場するかっこよすぎる敵役たちの存在。中でもクールな“美形キャラ”として女性ファンからの人気も高いのが、隠密御庭番衆の長だった四乃森蒼紫(しのもり あおし)。演じるのは、エンターテインメント作品から社会派まで多彩な作品で存在感を放つ個性派俳優・伊勢谷友介。
「蒼紫という男は、かつて幕府の諜報部隊であった隠密御庭番衆を率いていたんですが、維新の際に口封じのため仲間たちを殺されてしまい、仲間を愛するが故に、自分たち御庭番衆が最強であることを証明しようと、幕末最強の男・緋村剣心を倒そうとするんです。仲間を思うゆえに、深い憎しみで心が黒く染まってしまい、それが逆恨みのような形で剣心に向かっているんですね。確かに、現代的な感覚でいえば、彼のそんな思いに正統性は無いと思います。僕自身も、怨みや憎しみを晴らすために生きるというのは不毛だし、蒼紫はとても悲しい男だと思います。でも今回は、そんな感情を持った強者を演じる面白さがありました」
長身に映えるロングコートに二刀流。その佇まいだけで不気味な“強さ”を放つ存在感はさすが。
「蒼紫は、二刀流に加え拳法の達人でもあるということで難しいうえにハードなアクションだったんですが、今回はギリギリまでやりきれたと思います(笑)。隠密である御庭番衆だった蒼紫は、冷徹に人を斬ることができる人物。当初は、そんな冷徹さをアクションで表現できればと思っていたんですが、殺陣をやっていくうちに、どんどん激しさ極まりないアクションへと変わっていったんですよ(笑)。通常の時代劇の殺陣って、あまり感情を入れないんです。感情を表して刀を振ると、剣筋がぶれてしまうので。大声で感情的にわめきながら振る刀って、弱い感じがするでしょ(笑)。でも今回は、そういうのとはまた違って、アクションで人物の感情を表現するという面白さがあったんです。蒼紫は、冷徹な表情の奥に、怨みや怒りをふつふつとたぎらせ続け、そうやって真っ黒になった心を、そのまま剣心にぶつけていく。表情や雰囲気はクールそのものなんですが、アクションとなるとクールなだけでは無理だ、ということになって。そのあたりは、ファンの方の反応が楽しみでもあり、不安でもありますね(笑)」
『あしたのジョー』などでも徹底した肉体作りで、キャラクターをリアルな迫力で演じ切った伊勢谷だが、今回は、二刀流や格闘アクションにも挑戦。
「アクションは、前作に続き谷垣健治さんがアクション監督についてくださっているんですが、谷垣さんがつけた殺陣は、僕だけじゃなく誰にとってもハードだったと思いますよ(笑)。それだけ高いレベルをイメージされていたということなんですよね。それこそ1作目はアクションも高く評価されましたからね。今回、新たに加わった僕らも、前作を見て、相当なアクションがあるということは覚悟していました。僕も、事前に半年かけて体を作り直してから、撮影に臨んだんですけど、まあ実際、かなりハードでしたよ(笑)」
国内外で大ヒットした前作に続き、この夏いよいよシリーズ完結編となる『〜京都大火編』と『〜伝説の最期編』が2部作連続で公開!
元になっている『京都編』は、原作のなかでも特に人気の高いストーリー。その実写化である本作で、ファンの熱い注目を集めているのが、主人公・緋村剣心と仲間たちに加え、新たに登場するかっこよすぎる敵役たちの存在。中でもクールな“美形キャラ”として女性ファンからの人気も高いのが、隠密御庭番衆の長だった四乃森蒼紫(しのもり あおし)。演じるのは、エンターテインメント作品から社会派まで多彩な作品で存在感を放つ個性派俳優・伊勢谷友介。
「蒼紫という男は、かつて幕府の諜報部隊であった隠密御庭番衆を率いていたんですが、維新の際に口封じのため仲間たちを殺されてしまい、仲間を愛するが故に、自分たち御庭番衆が最強であることを証明しようと、幕末最強の男・緋村剣心を倒そうとするんです。仲間を思うゆえに、深い憎しみで心が黒く染まってしまい、それが逆恨みのような形で剣心に向かっているんですね。確かに、現代的な感覚でいえば、彼のそんな思いに正統性は無いと思います。僕自身も、怨みや憎しみを晴らすために生きるというのは不毛だし、蒼紫はとても悲しい男だと思います。でも今回は、そんな感情を持った強者を演じる面白さがありました」
長身に映えるロングコートに二刀流。その佇まいだけで不気味な“強さ”を放つ存在感はさすが。
「蒼紫は、二刀流に加え拳法の達人でもあるということで難しいうえにハードなアクションだったんですが、今回はギリギリまでやりきれたと思います(笑)。隠密である御庭番衆だった蒼紫は、冷徹に人を斬ることができる人物。当初は、そんな冷徹さをアクションで表現できればと思っていたんですが、殺陣をやっていくうちに、どんどん激しさ極まりないアクションへと変わっていったんですよ(笑)。通常の時代劇の殺陣って、あまり感情を入れないんです。感情を表して刀を振ると、剣筋がぶれてしまうので。大声で感情的にわめきながら振る刀って、弱い感じがするでしょ(笑)。でも今回は、そういうのとはまた違って、アクションで人物の感情を表現するという面白さがあったんです。蒼紫は、冷徹な表情の奥に、怨みや怒りをふつふつとたぎらせ続け、そうやって真っ黒になった心を、そのまま剣心にぶつけていく。表情や雰囲気はクールそのものなんですが、アクションとなるとクールなだけでは無理だ、ということになって。そのあたりは、ファンの方の反応が楽しみでもあり、不安でもありますね(笑)」
『あしたのジョー』などでも徹底した肉体作りで、キャラクターをリアルな迫力で演じ切った伊勢谷だが、今回は、二刀流や格闘アクションにも挑戦。
「アクションは、前作に続き谷垣健治さんがアクション監督についてくださっているんですが、谷垣さんがつけた殺陣は、僕だけじゃなく誰にとってもハードだったと思いますよ(笑)。それだけ高いレベルをイメージされていたということなんですよね。それこそ1作目はアクションも高く評価されましたからね。今回、新たに加わった僕らも、前作を見て、相当なアクションがあるということは覚悟していました。僕も、事前に半年かけて体を作り直してから、撮影に臨んだんですけど、まあ実際、かなりハードでしたよ(笑)」