「映画+したまち+笑い」が合体
『第7回したまちコメディ映画祭in台東』

TOP写真:オープニングセレモニー&上映/特別招待作品『西遊記〜はじまりのはじまり〜』 © 2013 Bingo Movie Development Limited

 浅草在住のクリエイター、いとうせいこうプロデュースにより2008年に誕生して以来、浅草・上野の“したまち”を舞台に、地域密着型の映画祭として親しまれている略称『したコメ』が今年も開催。「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせ、映画人だけでなく喜劇人や地元の人々、そして映画や喜劇を愛する人が一体となって盛り上がることができる、アットホームな雰囲気も人気の理由となっている。

 今年も、上野・下谷地区と浅草地区の2エリアで、コメディー映画を楽しむ多彩なプログラムを展開。そのメインの1つが今年で6回目となるコンペ部門「したまちコメディ大賞」。20分以内のコメディー作品の中から入選作品と「U−25特別枠」作品を上映。4人の審査員と観客の投票により、グランプリ・準グランプリ・観客賞が決まる。浅草の下町から数々の大物コメディアンが生まれたように、ここからコメディー映画の巨匠が誕生するかも!

今年は西田敏行をリスペクト!

 笑いで多くの人々に喜びを与えた人物を表彰する「コメディ栄誉賞」。これまでに小沢昭一、コント55号、 谷啓、伊東四朗、ザ・ドリフターズ、堺正章という、日本のコメディー界を築き上げてきたコメディアンたちが表彰されてきた。第7回となる今年は、テレビ・映画・舞台・音楽と多方面で活躍する西田敏行に授与されることが決定。『西遊記』や『池中玄太80キロ』などのテレビドラマでお茶の間で愛されただけでなく『もしもピアノが弾けたなら』など歌手としても活躍。近年でも三谷幸喜監督作をはじめジャンルを問わずスクリーンでも存在感を放っている。

 映画祭では授賞に合わせ、西田敏行主演の大ヒットシリーズ第1作『釣りバカ日誌』(1988年公開)をリスペクト上映する。西田が演じた釣りが大好きなサラリーマン・浜崎伝助がハマり役となり、三國連太郎との名コンビぶりも愛された本作は、その後2009年まで22作続く人気作となった。喜劇役者・西田敏行の真髄を味わえる一作だ。

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『第7回したまちコメディ映画祭in台東』

【期間】9月12日(金)〜16日(火)【会場】上野・下谷地区:上野恩賜公園野外ステージ(不忍池水上音楽堂)、東京キネマ倶楽部他/浅草地区:浅草公会堂他【チケット】前売り券:チケットぴあにて販売中 当日券の情報はHPにて【URL】http://www.shitacome.jp/2014/http://www.shitacome.jp/2014/