見たもの、感じたもの、伝えたもの
−写大ギャラリー所蔵ヴィンテージ・プリントによる− 森山大道 写真展「アクシデント」
東京工芸大学 写大ギャラリー 9月22日(月)〜10月26日(日)
日本を代表する写真家・森山大道。近年では ニューヨークやパリなど海外の美術館で大規模な展覧会が開催され、世界各地で写真集が出版されるなど、国際的な評価も高まっている。そんな彼の貴重なヴィンテージ・プリントを多数所蔵する東京工芸大学写大ギャラリーが、所蔵作品の中から厳選したモノクロ50点を紹介する。
同ギャラリーでは「にっぽん劇場写真帖」や「写真よさようなら」など、1960年代から1970年代に制作された初期の代表的作品のヴィンテージ・プリント約1000点を所蔵。本展では、収蔵作品の中から、森山が1969年に写真雑誌『アサヒカメラ』で1年間(12回)にわたって連載した作品「アクシデント」を一挙展示。このシリーズは、事件や事故などその時の社会的でタイムリーな題材を扱いながら、大胆な表現手法で写真の時代性や複製性を問う、森山初期の重要なシリーズ。今回は、掲載された作品の他、未掲載カットやトリミング違いなどの作品も合わせて展示されるのも見どころだ。貴重なヴィンテージ・プリントによって、写真の常識を覆した森山の、当時の眼差しを感じたい。
【時間】10〜20時【休】会期中無休【料金】入場無料【問い合わせ】03-3372-1321【交通】地下鉄 中野坂上駅より徒歩7分【URL】http://www.t-kougei.ac.jp/arts/shadai/