ちょっと変わった一筋縄ではいかない作品
新国立劇場 2014/2015シーズン『星ノ数ホド(Constellations)』

 新国立劇場が10月から上演している、シリーズ「二人芝居−対話する力−」の第3弾はイギリスの劇作家ニック・ペインの『星ノ数ホド』を取り上げる。

 登場人物は物理学者のマリアンと養蜂家のローランド。ある出来事の裏には実は数限りない別の可能性があるのでは…という発想から物語は組み立てられる。恋に落ち、やがて別れてしまった2人が再会するとき、男は別の誰かと婚約している。あるいはしていない? 違う受け答えをしていたら? 状況が全く逆だったら? といったさまざまなパターンを繰り返しながら物語は進行し、やがて2人に運命の日が訪れる。

 演じるのは鈴木杏、浦井健治という数々の話題作に出演する若き実力派の2人。そして演出には2012年に読売演劇大賞の優秀演出家賞を受賞した小川絵梨子。斬新で奇抜な戯曲をどのように料理するのかにも注目が集まる。

【日時】12月3日(水)〜21日(日)(開演は月水14時、木14時/19時、金19時、土13時/18時、日13時。火曜休演。※3日(水)は19時開演。4日(木)は19時の回のみ。5日(金)は14時開演。開場は開演30分前。当日券は朝10時)【会場】新国立劇場 小劇場(初台)【料金】全席指定 A席5400円、B席3240円/Z席1620円(公演当日ボックスオフィスにて販売)【問い合わせ】新国立劇場ボックスオフィス(TEL:03-5352-9999 [HP]http://www.nntt.jac.go.jp/)【作】ニック・ペイン【翻訳】浦辺千鶴【演出】小川絵梨子【出演】鈴木 杏、浦井健治