番組初の”ベッドトーク”!? 別所哲也さん(俳優・『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』代表)
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!
「ラジオの公開収録で、出演者もお客様もベッドに座っているというのも、なかなか無いですね(笑)」と、番組ナビゲーターの2人も思わず笑う。今回のテーマが“元気は素敵な眠りから”ということで、公開収録の会場となったのが、シーリーやテンピュールブランドなど有名ベッドメーカーを取り扱うSLEEP SELECT AOYAMA。会場には、椅子席の他に“ベッド席”も用意。そしてゲストたちの席も、ふかふかのベッド。「僕もベッドの上でトークショーというのは初めてです(笑)」と、盛大な拍手とともに登場した別所も思わず笑いをもらす。
「実は僕、毎日の睡眠時間が4時間半くらいなんです」と別所。早朝からのラジオ番組のナビゲーターも務め、俳優としてドラマ・映画・舞台で活躍、さらには自ら立ち上げたショートフィルムの映画祭の代表を務めるなど、日々精力的に活動しており、睡眠時間はやはり少なめ。
「時間は少ないんですが、その分、眠りは深いんですよ。寝つきもすごくいいです。眠りの質は大事だと思いますね」
別所のハードスケジュールを支える質の良い眠りは「日々きっちり体を動かすこととか毎日お風呂に入って体を温めるとか気をつけてはいます。あと、5歳になる娘に絵本の読み聞かせをしたり、自分でショートフィルムを見たり、ベッドでちょっとリラックスする時間も作っています。休みの日などは、朝起きてちょっとベッドでまどろむのも幸せですよね(笑)」
子供のころはよく寝ていたと明かすと、「だからそんなに身長が伸びたんですね!」とナビゲーターの2人。
『レ・ミゼラブル』をはじめとする数々のミュージカルに出演してきた別所だけに音楽も大好き。この日は別所お気に入りのジャズシンガー・TOKUの『星の夜』をリクエスト。
「メロディーや歌詞も素晴らしいんですが、TOKUさんの声がまたいいんですよ。とろけそうになるでしょ」と別所。ふかふかのベッドに座りながら、目を閉じて曲を聞きいっていた。そんな別所は現在、黒澤明監督の『七人の侍』を原作としたアニメ『SAMURAI 7』のミュージカル版(1月17日から天王洲の銀河劇場にて上演)の稽古の真っ最中。
「世界のクロサワ映画がアニメと融合し、立体的な舞台作品となったときどんな世界観が広がるのか、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。上演は年明けなので今年の年末年始は侍の気分で過ごすことになりそうです(笑)」
そんな別所が映像に携わる者としてより俯瞰的な視点で情熱を注いでいるのがショートフィルム。
「以前、数か月アメリカにいたときにショートフィルムに出会い、感激したんです。そのころ日本ではショートフィルムの魅力がまったくといっていいほど知られていなかった」と立ち上げ当時を振り返った別所。「この映画祭で注目され今ではハリウッドの一流監督となった人もいます。映画祭の20周年に向けて、また2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、映像の力で日本を元気にしていきたいと思っています」と語り「映像の未来地図を作ります」とMOVE UP宣言をした。