修斗 川名が武田に完勝! ウェルター級タイトル戦線に名乗り
プロフェッショナル修斗の2014年最後の公式戦「インフィニティリーグ2014優勝決定戦&THE ROOKIE TOURNAMENT FINAL 2014」が22日、東京・新宿フェイスで開催された。
毎年新人王を決める大会として定着しているこの大会。2012年からはインフィニティトーナメントの優勝決定戦も行われ、よりいっそう翌年の修斗を占う重要な大会に位置するようになった。
今年メーンを務めたのは武田飛翔vs川名雄生のウェルター級戦。武田は現在3連続KO勝利中の“西の豪傑”。川名は昨年のこの大会で新人王に輝き、その後、ランカーの西岡攻児を破るなど、今後のウェルター級を背負う存在として期待の高まる川名雄生。
武田はサウスポーから強烈なミドルキックで先制も、川名はパンチのフェイントから組み付き、コーナーに押し込みテイクダウンを狙う。しのぐ武田だが、川名はテイクダウンさせてはコツコツとパンチを放ち、削ってはスリーパーを狙う展開に。グラウンドに持ちこまれても防御し、首を取らせない武田はスキを狙ってはスタンドに戻し、打撃戦に持ち込もうとするも、川名はカウンターのタックル、パンチフェイントからのタックルとさまざまなバリエーションのタックルで武田にくみつき連打を許さない。
この徹底した川名の戦法にスタミナを消耗した武田。対して3Rになっても動きの衰えない川名は一本を取るべく攻勢をかけるが、武田は意地で判定に持ち込むのが精いっぱいだった。
判定では川名が全ラウンドを制し、3-0の完勝だったが、「一本取って盛り上げたかった」と反省。そして「来年は少しでもタイトルに近づけるように頑張る」と語った。