水泳五輪メダリスト萩野公介の二十歳の誓いは「ペン習字を始めます」

 2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は同大会の開幕まで2020日となった12日、東京都庁舎前の都民広場で初のカウントダウンイベント「みんなのスタート! 2020 Days to Tokyo 2020」を開催した。
 この日は成人の日とあって、今年成人式を迎えた新成人約500人で広場に「2020」の人文字を作った。そして新成人となったオリンピアン、パラリンピアン5人と組織委員会の理事・スポーツディレクターを務める室伏広治をゲストにトークを展開した。
 参加した5人は水泳の萩野公介、山口観弘、瀬戸大也に体操女子の佐藤亜希穂、パラリンピック自転車競技の藤井美穂。
 それぞれが「今日から何をスタートさせるか」をテーマにボードに宣言を記入したのだが、「規則正しい生活をする」(山口)、「2020日間練習と遊びを全力で頑張る」(瀬戸)、「日々前進」(佐藤)、「自分に勝利!」(藤井)と目標を掲げるなか、トリとなった萩野は「ペン習字を始めます」という異色の宣言。
 司会を務めた松岡修造氏に突っ込まれた萩野は「字が汚いので、それを素直に直したいということと、文字には内面がにじみ出てくると思いますので、そういうところから直していくと、最終的に強い自分になれるかな、と思いました。まずは字をきれいにしたい」と思わず納得の説明。
 松岡氏の「ペン習字を始めると2020年にはどうなるの?」という突っ込みには「今はちょっとなよなよしているので、2020年には角ばったカッコいい字になっていると思うので、角張った金メダルを…」と会場を和ませたが、最後は「東京オリンピックを目指せる年齢、立場にいることを幸せに感じています」と締めた。