大谷ノブ彦 カタリマス! 第13回 みなさんの代わりにお話を「キキマス!」。
すげーことが起きました。僕、あの沢口靖子さんとしゃべったんですよ。『澪つくし』の沢口靖子さん、『科捜研の女』シリーズの沢口靖子さん、第1回東宝シンデレラガールの沢口靖子さんですよ! 僕らの世代にとっては、もう、お姫さまのような方です。そんな沢口さんと、お話できるなんて! 10代のころの自分に自慢したい。
あこがれの沢口さんにお会いできたのは、もちろん『キキマス!』をやっているからです。沢口さんには25日に登場していただきますが、先ほど挙げた出演作品やご自身のこと、そして最新舞台の『台所太平記』(明治座、6月4日〜)のことなど、いろいろなお話を伺いましたので、放送を楽しみにしていてください。
沢口さん、本当に素敵な方です。おきれいなのはもちろんなんですが、僕がイジられたら、それをたくさん笑っていただいて。うれしかったなあ。大阪のご出身ですから「笑い」との距離もすごい近いのかな。楽しかった。最後にはちゃっかり、握手までしてもらっちゃいましたしね(笑)。この手の感覚が残っているうちに、舞台も見に行こうと思っています。
沢口さんはもちろんですが、『キキマス!』をやっているなかで、あこがれの人であるとか、俳優や女優さん、ミュージシャン、芸人、いろいろな方のお話を伺えるのは、とっても光栄なことです。どなたとお話していても「おもしろい」って思うことばかりですし、楽しいんです。
こうやって番組を通じてお会いしてお話すると、普段よりもずっと話ができるような気がします。例えば、ミュージシャンの方々。仕事以外で話す場面はたくさんあるんですけど、そういうところでは僕、全然話さないんですよ。というか、話せない。何を話していいのか分からない。だからミュージシャンの友達っていないんですよね。芸人のなかにはすぐ友達になっちゃう人もいるけど、僕にはそれができないんだなあ。でも、それが番組で話すとなると別の話で、いろいろ話したくなっちゃう。仕事だからっていうのもあるんだろうけど、それだけでもない。僕はきっと、「たくさんの方に聴いてもらうために誰かの話を聞く」ことが好きなんだろうなって思います。自分のなかに留めておくんじゃなくて、外へっていう。それに聴いていただくためってなると、話す相手も、うざいような愛情を受け止めてくれるところもあると思うしね。
これからも、みなさんの代わりに、いろんな方のお話を聞いていきたいと思います。