動物電気『ふっくら!人間関係』
いろんな意味で見た後に幸せな気分になれるに違いない…
とことん「おもしろ」を追求する動物電気の2年ぶりの新作公演。
2013年に20周年を迎えた彼ら。主宰の政岡をはじめ、オリジナルメンバーも多く、文字通り阿吽の呼吸で他には真似のできない、絶妙の笑いの空間を作り出す。そのポリシーは政岡曰く「“笑わせて”いるのでなく“笑われて”いるのでもなく、お客さまと一緒に“笑っている”」というもの。今回もその言葉通りのバカバカしくて、ちょっとほっこりする作品に仕上がっている。
物語の舞台は日本のどこか北国の海沿いの町にある、船のドックを改修して作られた食堂。地元のおじさんたちは日々そこにたむろして、たまに青春時代を思い出したりと何でもない日常を送っていた。そんな町に都会からおじさんたちの思春期のマドンナが若いころの自分にそっくりの娘を一人連れて帰ってくる。ざわめくおじさんたちは女房相手には忘れていた男子の恥じらい、紳士のたしなみを思い出していく。そんな時、そのマドンナも参加する町内会の旅行という絶好のチャンスがおじさんたちにやってくるのだが…。
私生活でモヤモヤしてたり、ギスギスした人間関係にイラっとしているような人は明日への活力を、最近「笑ってないな…」という人はひたすら爆笑をもらえることは請け合い。
【日時】6月6日(土)〜14日(日)(開演は19時30分、日は14時30分。※10日(水)は14時30分の回あり。13日(土)と14日(日)は14時30分/19時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前)【会場】駅前劇場(下北沢)【料金】自由席 前売3000円、当日3300円(整理番号付)/指定席 前売3500円、当日3800円【問い合わせ】動物電気(TEL:090-1734-4403 [HP]http://www.doubutsu-denki.com/)【作・演出】政岡泰志【出演】小林健一、辻修、森戸宏明、高橋拓自、松下幸史、石崎和也、ヨシケン、吉田麻生、姫野洋志、政岡泰志/津留崎夏子(ブルドッキングヘッドロック)、 坂本けこ美(劇団鹿殺し)、松本D輔、帯金ゆかり 他