鳥ニモマケズ、猛暑ニモマケズ! 甘〜く育った小玉すいかを収穫

Farming Garden in 生命の森リゾート イベントリポート
毎年挑戦し続けている、すいかの栽培。今年は棚を組んで吊るして育てるスタイルで臨んだ。鳥の襲撃もあったが、幸い、集まったメンバーで十分シェアできる個数が収穫できた。
 都市生活者と農業をつなげる、農業を楽しみながら実践する、ファーミングプロジェクト。夏休みも大詰めとなった8月23日、千葉・生命の森リゾート内のファーミングガーデンでマンスリーイベントが行われた。連日の暑さのためか参加者も少なかったが、すいかの収穫や夏野菜を使ったピザ作りにと、大いに盛り上がった。

 イベント早々に行われたのは、待ちに待ったすいかの収穫。今シーズンは、鳥や虫からの被害を避けるために、通常の地生えではなく、棚を組んで宙に浮かせるという栽培方法に挑戦。鳥からの攻撃は避けられなかったものの、いくつかのスイカが生き延びた。白いネットに守られてゆらゆらと揺れる小玉すいかのつるにハサミを入れて収穫。小ぶりなサイズにも関わらず、ずっしりと重みのあるすいかが収穫できた。「収穫完了!」と参加者にも自然と笑みがこぼれた。

 それと並行して、秋の種まきに備えて畑も整備。収穫が終わった野菜を抜き、大型の雑草を抜いてから、耕運機を使って土をひっくり返す。緑で覆われていた畑は、きれいな土色になった。整備されていく畑を見ながら、「次は何を植えようか? これから何が植えられるんだろう」。「だいこんとかいいんじゃないかな、鍋に使う食材がいいね」と、構想が膨らんでいた。

 収穫したすいかは、生地をのばしてドラム缶釜で焼いた手作りピザを堪能したあとのデザートになった。すいかがまな板の上に登場するなり、「わぁっ!」という歓声とともに参加者はぐるりと周囲を囲んだ。瑞々しいすいかを頬張りながら「こんなに赤いすいか、見たことがないかもしれない!」「すごい甘い!」と、畑作業を終えた後だからこそ、倍増したすいかのおいしさを味わっていた。 

 次のファーミングのイベントは9月末。気候も穏やかになって、畑作業がしやすそうだ。
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